ヘルシンキでハンカチ探し&かもめ食堂の人気ぶりを確認

長らく更新の間が開いてしまいましたが、イギリスから無事帰ってきたのでまずはフィンランド&ロシア旅行記を完結させた後、イギリス旅行記を書きます!

3週間かけてイギリスを周ってきたので濃い内容になりそうです。カミングスーン、だといいな・・・

(前回のおさらい)

試される大地ロシアを後にした我々は、無事ヘルシンキに戻ってきた。

さあ、日本人観光客コテコテのショッピング&グルメにGOだぜ!

 

前回お伝えし忘れていましたが、列車の中で食べる用に買ったベーコン味のポテトチップス、激ウマでした!

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素材が芋とは思えないほど、ベーコンの再現具合がハンパないです。けっこう量がありましたが、黙々と食べ続けてペロリといきました。ロシアのスーパーで見かけたらマストバイ!

さてヘルシンキに滞在できるのはあと2日、明日はムーミン博物館へ行くためにタンペレまで出かけるし、明後日の夕方の便で日本へ帰るので、じっくりお土産を選べるのは今日くらいでしょう。

連れは日本で待っている、できたてホヤホヤの彼女のために何か素敵なものを、私は老いた母から知り合いに配るためにと命じられたハンカチ的な手軽なものを買わねばなりません。

モチベーションに差はありますが、共通するミッションを遂行するべく、デパートのストックマン、ショッピングセンターFORUMやカンッピセンターをがっつり周りました。

まずはストックマンデパートから。

1862年創業のフィンランド最大の高級&老舗デパートで、売り場は地下1階から地上7階まで、8階にはインフォメーション・センターやカフェ、レストランが入っています。

高級の名に恥じぬきらびやかな店内は見てるだけで楽しい。特に地下のデリコーナーにずらりと並んでたキャンディは圧巻。100種類くらいあるんじゃなかろうか。

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あと時期的にクリスマス前だったから、いろんな場所のクリスマスディスプレイを眺めるのもまたよし。

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全体的にお高いので、目でぜいたくを味わったという感じでした。

ざっくりと見てみましたが、当然あるだろうと思っていたハンカチを売っている店を見つけられず。「?」と思いつつ、次はマンネルヘイム通りを挟んですぐ近くにあるFORUMへ。

FORUMは5階建ての大きなショッピングセンターで、ストックマンと比べるとだいぶ庶民的。2階にあるムーミンショップは観光客に人気で日本人も多く見かけました。とはいえ地元の方もたくさんいて、賑やかな雰囲気にワクワクします。

しかしここでもハンカチは見つかりませんでした。

もしかして売ってない?いやまさか・・・と思いつつ、今度は少し離れたカンッピ地区にあるカンッピセンターへ。

ここもショッピングセンターです。ヘルシンキ中央駅付近から歩いて行けますが、地下鉄Kamppi駅と直結しているので、そちらを利用しても分かりやすいです。

マリメッコイッタラなどの専門店も入っていて、お土産物を買うのにも適していますが、中心地からやや距離があるせいか、上記二つに比べてより地元感が強かったです。

さて、けっこうくまなく見て回って足も疲れたけれど、やはりハンカチは売っていませんでした。

もしかして「ハンカチ使わない文化圏」なのかしら、と不思議に思ってツイッターでつぶやいてみたところ、物知りなフォロワーさんに「ヨーロッパではあまりハンカチを使わない、持っていたとしてもお年寄りとかだよ」と教えていただきました。

知らなかった・・・また一つ賢くなれました。お土産として頼まれているから困ったなとは思いましたが、それっぽいもの(小さめのハンドタオルとか)を見つけたら妥協する決断ができるから、非常に有益な情報です。

とりあえず買い物がひと段落ついて、お腹もすいたから、そろそろ夕ご飯にしようかという流れになり、連れの「行ってみたい」という主張により「かもめ食堂」へ行くことにしました。

映画「かもめ食堂」のロケ地になったレストランが、食堂としていまも営業をしており、日本人観光客が押し寄せているらしいです。自分一人だったら行こうとは思わないから、そういうのもいいかもねーと街を散策しつつ歩いて行きます。

http://amzn.to/2nlgt6d

すっかり暗くなっているけど、治安がいいので怖さはありません。

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カンッピセンターからは、フレドリック通りをずっと南下して、道が4つに分かれる交差点まで来たら、右折して一番手前の道に入ると左手に見えてきます。

交差点までがけっこう距離があるので、立ち止まって地図を見ながら「今どのへんかなー」と話してたら、キュートな感じのお姉さんが「大丈夫?道に迷ってるの?」と声をかけてきてくれました。大通りから奥へ入った路地を観光客っぽい日本人が歩いていたから、心配してくれたのでしょう。

「道を確認してただけだから大丈夫だよ!」と答えると、「そう、よかった」と微笑んで去っていきました。

連れは「優しいよね・・・フィンランドの人は、優しいよね・・・」と大事なことだから2回言っています。よっぽどロシアの洗礼が堪えているようです。

うんうん、お腹が空いてアンニュイ度が増しているんだよね、もうすぐだからね。

はい、着いた。

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内装は変わっているけど、たしかに映画で見た「かもめ食堂」です。

店内のお客さんはほぼ女性、かつ東洋人です。日本人だけでなく中国や韓国の人もいたので、東アジアで「かもめ食堂」は人気があるのかもしれない。

店員さんとの会話は英語ですが、日本語メニューもあります。先に奥のカウンターで注文してお金を払うシステムです。コーヒーと紅茶、サラダとパンは食べ放題に出来ます。

サーモンLOVE人間ですから、ソテーを注文しました。シナモンロールも頼んだけど、サーモンソテーにかなりボリュームがあり、それだけでお腹いっぱいになったので、大食いの自覚がある方以外はこれだけでいいかも。さすがに美味しいです!

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食事をしている間にも、次から次へと日本人のお客さんが来ます。ほんっとうに人気があるんだな・・・

満腹になり元気になってきた連れに笑顔が戻ってきました。よかったわー。

ホテルへ戻ると、ドミトリーにいたモンテネグロ人の女の子が話しかけてきました。そこに中国人の子も加わり、かなり話が盛り上がって、モンテネグロさんが「明日スオメンリンナ島に行く予定だから、一緒に来ない?」と誘ってくれました。

残念なことに明日はムーミン博物館を訪ねるため、タンペレに行くことを決めていて、明後日の夕方には日本に帰るから、参加ができないのです・・・もう一日スケジュールがあったら行ったんだけどな。

ここ数日曇ってたけど、明日は久しぶりの快晴という天気予報で、島に行くには最適の日。彼女たちとも仲良くなったし、行きたいけど、ムーミン博物館はメインの目的の一つだし、と葛藤しつつ断りました。

次の日「どうだった?」と聞いたら「最高だったよ!楽しかった!」という感想が返ってきました。あー、いいなー。

今度来る時はスオメンリンナに行こうと心に誓いました。

しばらくおしゃべりしてから、お互い明日の朝の出発が早いからと、さっさと就寝。

今にして思えば、一緒に行けばよかったかも。

その反省をいかし、イギリス旅行ではフレキシブルに予定を変えたりもしてました。その話もしたいけど、この旅の話の完結が先ですね。

フィンランドに泊まるのは、あと1日!次回はタンペレぶらり旅&ムーミン博物館です。