ロシアのビザ取得について情報更新~2017年3月時点

ブログのアクセス傾向を見ていると、ロシアのビザについて調べている方が多く閲覧に来ているようなので、2017年3月時点で分かっている情報をお届けします。

2016年4月に書いた記事の中で、ロシアビザ取得の方法を詳しく説明しました。

mikawayaemi.hatenablog.com

その中で「無職旅」というブログで紹介されている、簡単にビザを取得できる方法について触れました。

ざっくり説明すると、ビザ取得のために必要な書類のバウチャー(ロシアの旅行代理店が発行する、旅程証明書のようなもの)を、本来は実際に宿泊するホテルや、利用する交通機関の証明を受けて発行してもらわなければならないところ、簡単に発行してくれるWebサービスがあるんですね。

下記のサイトです。

tourist invitation letter to Russia

氏名・住所・パスポート番号など、必要事項を入力して、クレジットカードで料金を支払えば、あっという間にPDFで作成されたバウチャーをメールで送ってくれるというのです。シングルビザなら1700円弱、ダブルビザなら1900円弱です(2017年3月時点)。

ブログ主さんも、その書類を使ってビザを取得し、無事にロシア旅行できたそうです。

ロシアビザの申請(東京のロシア大使館で個人申請した体験談) - 無職旅2

ただしブログ内に「法的に問題はないという認識で記事を書いたが、もし問題があったら指摘してほしい」という注意書きを付けていました。

私もその点は気になっていました。

それが最近になって、ロシア事情に詳しい方から情報を得ることが出来たので、お知らせいたします。

ツイッターでフォローしている、Jun / Джюн (@hitononaka)さんという方が、ASK.fm というユーザーが質問と回答を共有できるサイトで、ロシアビザ取得について回答されていました。

ask.fm

ask.fm

Junさんに許可をいただきましたので、下記に回答の全文を引用いたします。

「ネット上で空バウチャー(厳密には違法行為)を30ドル程度で購入するとPDFで届くので、それを使用しビザを取得するのは可能です。しかし宿泊ホテルが登録されているので、そのホテル名と異なる場所に宿泊している事が当局に発覚したら、違法行為とみなされる可能性があります。一泊・二泊程度の列車旅ならともかく、一週間はリスクが高いので私でもやろうとは思いません。」

やはり空バウチャー(正式に発行されたものではないバウチャー)は、違法行為にあたるようです。

ただネット経由で空バウチャーを作成できる上記のサイトでは、宿泊するホテルを入力する段階で、宿泊地(モスクワなど都市名)とホテル名を選択できる欄があるんですね。

選択できるホテルの数は少ないですが、もし自分の泊まるホテルがその中にあったとしたら、書類上は間違いのないバウチャーが出来上がることになります。

Junさんが述べられているように、短期間であれば問題は起きないかもしれませんが、国際情勢が安定を欠いている現状では、危ない橋を渡る行為だと言わざるをえないでしょう。

前回のロシア旅行では、私自身は業者に依頼してビザを取ってもらいました。

上記の方法を用いて簡単かつ安価でビザを取れるのは、あくまで直接ロシア大使館(または領事館)に足を運べる人だけで、ビザ申請は郵送を受け付けていないため、東京・大阪・札幌・函館・新潟のいずれかの領事部に直接持参しなければならず、交通費を考えると業者に頼んだ方が安く済んだんですよね。

ビザ取得代行は、業者ごとに料金の幅はありますが、だいたい5000~1万円くらいでやってくれます。

あまり安く代行してくれる業者は、空バウチャーでビザを取得しているのではと疑念は抱いてしまいますが・・・ビザ発行自体は、申請から2週間後の受け取りであれば無料ですので大丈夫かなと思いますけれど、不安な場合は問い合わせた方がいいと思います。

異国でトラブルが起きた場合、大変な目に遭うのは自分なんですから。

法を破ったものがロシアでどんな制裁を受けるのか、身を持って体験する必要はないですよ。安全にかけるコストを値切るのは止めて、正規の方法でのビザ取得をお勧めします。

現実では、ジェイソン・ステイサムも、リーアム・ニーソンも、デンゼル・ワシントンも、マット・デイモンも、ブルース・ウィリスも、トム・クルーズも、ダニエル・クレイグも、シルヴェスター・スタローンも、ドルフ・ラングレンも、ジェット・リーも、ヴェズリー・スナイプスも、スティーヴン・セガールも、ジャン・クロード・ヴァンダムも、助けに来てくれないしなー。

(マーベルとDCのヒーローは数が多くなるので割愛しております)

ジャッキー・チェンはもう体ボロボロだから無理させたくないし、ヴィン・ディーゼルはゲームばっかりやってるし、ブラッド・ピットは離婚したばっかりだからそっとしておいてあげたいし、アーノルド・シュワルツネッガーは政治で忙しいしな・・・

ともあれ、よい旅を!

追記:キアヌ・リーブスを忘れてた・・・