旅の準備~ロシアのビザを取ろう!

海外旅行をするのに絶対必要なものなんてパスポートとお金だけだよって、旅慣れてるあなたは言うじゃない?

しかし残念ながら、ビザ(査証)を取得しなければ入国できない国もあります。

ビザとは、自国民以外に対して、その人物が持っている旅券(パスポート)が有効であり、かつその人物が入国しても差し支えないと示す証書のことです。

ただし、その国への入国が許可されるかどうかの最終判断は、現地の入国審査官が決定するため、ビザが下りていても、所持金が少なかったり、復路の航空券を持っていなかったりすると、入国が拒否されることもあります。

ゆえにビザは入国許可証ではなく、入国許可申請に必要な書類の一部とされています。

ごくまれに、入国を拒否されるトラブルを見聞きしますが、レアなケースだと思います。

とはいえ短期間の旅行であれば、ビザを取得しなくてもよい国もけっこうあります。

こちらのサイトに一覧が掲載されていますので、ご参照下さい。

ビザが必要な国 - 海外赴任navi

あくまで上記は総合情報サイトですから、実際に旅行する場合は該当する国の大使館ホームページをご確認下さい。

情報の更新にずれが生じて、準備する書類が変わってくることがありますので、ご注意を。

「○○○(国名)大使館 ビザ」で検索すると、その国の在日大使館ホームページ内の、ビザ取得に関する情報が掲載されたページに飛べるリンクが表示されると思います。

今回の旅行では、フィンランドは90日間以内の旅行であればビザが必要ではなく、ロシアは事前に申請が必要とされています。

申請手続きについては、下記サイトに詳細が書かれています。

査証 - 在日ロシア連邦大使館

申請に必要な書類は、

①申請者本人のパスポート(申請するビザの出国期限より6ヶ月以上の有効期限が必要です。また、少なくとも2ページ以上の余白を必要とします。)

②電子査証申請書EVA

申請書は、ロシア外務省領事局の専用サイトにて取得し、ロシア語もしくは英語で入力して、印刷して下さい。(申請書の記入手順については、日本語の説明があります。)

https://visa.kdmid.ru/PetitionChoice.aspx

③写真1枚

パスポート用のサイズ(タテ4.5×ヨコ3.5センチ)を申請用紙に貼って下さい。

④自身のパスポートを所有しない子供を同伴する場合は、同伴する両親のどちらかのパスポートに、その子を併記しなければなりません。

観光ビザの場合は、これらに加えて旅行会社が発行する旅行確認書(コピー、ファックス可)が必要です。

確認書は、ロシア連邦観光省による登録(旅行リファレンス番号)のある受け入れ先の情報が記載される書類です。受け入れ先の責任者の署名及び社印を必要とします。

さらに、旅行会社が発行するバウチャーのコピーも提出します。

バウチャーとは宿泊するホテルの予約確認書のことで、下記の情報が必要です。

・旅行者のデータ(氏名、生年月日、パスポート番号)

・ロシア入国日及び出国日

・観光ルート、移動手段、宿泊場所、観光プログラム

・旅行会社の署名と印

・支払い済み証明書

・ロシアの受け入れ旅行会社名と、その旅行レファレンス番号

日本国籍を有する方の場合は、以上になります。

日本以外の国籍の方は、国によって違いがありますので、詳しくはロシア大使館ホームページをご覧下さい。

ビザ手数料は、申請日から受領日までの期間が短いほど高くなります。

申請書を提出してから、ロシア大使館総領事館の労働日の11日以上後に受領する場合は無料です。

時間に余裕を持つほど、お得になるわけです。

だいたい二週間前に申請すれば無料で取得できるというのが通説です。

付け加えると、観光ビザの種類は

①シングルビザ(最長30日間以内で出入国が1回できる)

②ダブルビザ(最長30日間以内で出入国が2回できる)

ビザの種類によってロシアに出入りできる回数が異なりますので、目的に合わせて選んで下さい。

書類を揃えたら、東京、札幌、函館、大阪、新潟いずれかの在日ロシア領事館(部)に持参します。

※郵送での申請は受け付けていませんので、ご注意下さい。

申請は、申請者本人、代理人、もしくは旅行代理店を通じて行うことができます。

 

なんか大変そう・・・おっしゃる通り。

そんなあなたのためにあるのが、ビザ申請を代わりにやってくれる代理店です。

「ロシア ビザ 代行」で検索すると、たくさんの代理店が表示されます。

代行料金は、シングルビザを2週間前に申請するとして、五千円から一万円くらいが相場です。けっこう幅がありますね。

 私は愛知県在住のため、申請書を持参する場合は、その度に交通費がかかってしまうので代理店に頼むのは選択肢に入っていました。

しかし、ここで思い出して下さい。連れは東京在住です。

なんという伏線回収。

知らない方は前々回の記事「旅の準備~行き先を決めよう」にちょろっと書いてございます、お暇な時に該当箇所を探してみるのはいかがでしょうか。

 

mikawayaemi.hatenablog.com

 

書類を揃えて持参してもらえば、無料でビザ取得できるではありませんか。

バウチャーの手配とか、現地のホテルに頼まなきゃいけない面倒くさい手続きは全部私がやるからさ~、と提案しましたが、ロシア大使館に申請と受領の二回、直接出向かなければいけないことに難色を示されました。

「大使館が開いてる時間に行くのが難しい、仕事を抜けなきゃいけないし」

あんたフリーになったじゃん、時間が自由に使えてこそのフリーじゃん。

とは思ったものの、無理強いできるわけでもなく。

在宅フリーライターの私と違い、連れはプログラマー?エンジニア?的なむにょむにょの仕事をしており、企業と個人契約を結んで、契約先の企業に出勤しているのだそうです。

業界が変われば、同じフリーといえども働き方も変わるものですね。ましてやITに関しては情弱なので、仕組みがまったく分かりません。

フリーになっても通勤しなきゃいけないなんてマジ大変だわと、まだ跡の残る帯状疱疹をさすりながら気の毒に思うばかりです。

これからパスポートを取って、バウチャーを手配するとなると、出発まで二ヶ月では少々心もとないのも確か。

そもそも自分だけで行くとしたら代理店に頼むしかないしな・・・と納得し、専門の会社に依頼することになりました。

検索の鬼と化して調べまくった結果、価格と手続きの簡単さを考慮して「ロシアビザセンター」に決めました。

こちらはパスポートと写真を1枚郵送すれば、ビザ取得の手続きをすべて行ってくれて、ビザ付きパスポートを返送してくれます。

返送料も代金に含まれており、私たちのように別々の場所に住んでいても、それぞれの住所に送ることも可能です。

シングルビザ申請代金として、1人当たり七千五百円。

2人以上から団体料金が適用されて、七千円でした。

ロシアビザセンター公式サイト 開設9周年記念 ¥7,500~ 観光ビザ・バウチャー即日発行・ビジネスビザ・マルチビザ・緊急翌日取得対応

 こまめに状況を連絡をして下さるので安心して待っているうちに、問題なくビザ付きパスポートが手元に届きました。

依頼する時点で、飛行機のチケットやホテルの予約が取れていなくても申請できるのが便利です。

 

と、ここまでは正式な方法ですが、抜け道というか、自力で簡単にビザを取得できる方法があるのです。

「無職旅」という下記のサイトで、やり方が説明されています。

ロシアビザの申請(東京のロシア大使館で個人申請した体験談) : 無職旅

バウチャーを入手するために業者に頼む必要があるため、そこだけは費用がかかりますが(観光ビザ、シングルで9.65ユーロ≒1,228円(2016年4月時点))、その他は無料でビザを取得できています。

ブログ作者は東京に住んでおられるようで、大使館に足を運んでいらっしゃいます。

羨ましい・・・私もロシア大使館に行ってみたかった。

実際に同じ方法でビザを取得した人たちのコメントが多数付いています。

2016年3月4日時点で、ビザを取得できた報告が書かれています。

私も申請場所が近場だったら試してみるんですけど、こればっかりはしょうがないですね。

 

さて無事にビザが取れたし、次回は迷うのも楽しいホテル選びについてです。