ハワースまったり観光~ブロンテ博物館とこってり飯、そして犬
ハワースの昼下がりは、光に映える緑の丘が美しかった。
ホテルは急な坂の途中にあって、上るのは大変だけど眺めはいい。
泊まったのはThe Fleece Inn、フロントがなくて1階のパブレストランのカウンターでチェックインするという、ちょっと変わったシステムでした。
外観はこじんまりしてるけど内装がすごく可愛く、バスルームは広くてアメニティも充実していて、ウェルカムおやつ的なクッキー&チョコレートがガラス瓶にたくさん入ってるのも嬉しい。お菓子は素朴な美味しさでした。
2台設置されているオイルヒーターで洗濯ものを乾かせるのも地味に助かります。
フリースイン (イギリス ハワース) - Booking.com
朝食込で1泊3人が135ポンド(20000円弱)だから、料金から考えるとかなり贅沢なお部屋です。料理もおいしく、おすすめの宿です。
こちらが夜ご飯にホテルのレストランで食べたオニオン&チーズパイ的なものポテト添え。
チーズが濃厚で美味しい!・・・けれども量が多くて味も濃いので食べきれなかった。喉がね・・・「もう無理です」って門を閉めました・・・
ただ味はいいんですよー。お酒が進みそう。あとポテトはさすがの旨さでした。
実はホテルの周りに夜ご飯を食べに行ける店がないんですね。観光客向けの軽食を出すレストランも夕方には閉まってしまいます。
さらにスーパーもキオスクも近隣にはなく、そこは少し不便です。
ハワースの鉄道駅近辺にはあるのかもしれませんが、私たちはキースリー駅からホテルまでタクシーで乗り付けたため、残念ながら生活の場としての町の様子をちゃんと見れていなので分からないです。
今調べたところ、駅の近くにコンビニSPARがあるみたいです。そこまで行けばご飯を食べられるお店がいくつかありますね。サンドイッチ屋さん、インド料理、イタリアンなどなど。ハワースに行かれる方はご参照下さい。
ただし営業時間にはご注意を。観光地でも意外なほど早く閉まったりします!
ちなみに私の愛する庶民派スーパーTESCOはキースリーまで行かないとないらしい。
そしてこちらが朝食。
ワンプレートでこのセットが出てきます。トーストを別に持ってきてくれて、焼き加減などを聞いてくれます。
上の方にある黒い円形のものは、ブラッドソーセージです。豚の血を主原料にしているため味に癖があります。まずくはないけど、完食できなかった・・・
朝食の定番らしい焼きトマトとビーンズには、そろそろ慣れてきました。
飲み物やジャム、果物やシリアルはレストランの中に置かれた台に並べられていて、ご自由にどうぞでした。種類が豊富で量も十分あり、もらったリンゴを後でおやつ代わりにしました。
少し時間を戻して、チェックインしてから本来の目的であるブロンテ博物館へ向かいました。
ホテルの前の坂道をトコトコ上り、教会が左手に見える小道を左折します。
ちょうど女の子が道の奥へ駆けていきました。
10分と歩かずに到着、裏手には駐車場があるそうです。
基本は毎日開いていて、開館時間は4月から10月が10時~17時半、11月から3月が10時~17時、元日だけ12時~17時です。
2017年12月24~27日、2018年1月2~31日が休館日という情報が2017年7月時点で公表されていますが、最新情報はサイトでご確認下さい。
入館料は大人8.5ポンド、学生6.5ポンド、子供4ポンド(5歳以下は無料)です。
人数によってはファミリーチケットの方がお得です。大人2人と子供4人までは20ポンド、大人1人と子供1人なら10ポンドで入れます。
受付では無料の日本語パンフレットをもらえます。ペラッとした薄いものですが、展示物の簡単な説明が書かれていますので、忘れずにもらいましょう。
館内は写真を撮ることができます。正直私はあまり興味がなかったため、母に指示されるままにパシャパシャ撮りまくってました。
いくつか載せますので、興味のある方へ。
リビング的なスペース
台所、とても狭い
当時の服装。コルセットでそうとう締めつけて着るんだろうな・・・
ブロンテ姉妹が赤ん坊の頃寝かされていたらしいベッド
ブロンテ姉妹の父親が亡くなった時に使用していたベッド。思いのほか小さい
ミュージアムショップはなかなかの充実ぶりです。切り絵風のブックマーカーがシックで素敵。お値段も安いのでバラマキ土産には最適かも。
ブロンテ博物館を訪れるという長年の夢が叶って浮かれる母は「そんなに?」とビックリするくらい買ってました。
博物館を出たところに2匹の犬を連れたお爺さんがいて、犬と遊ばせてもらえた。
かわゆい。
もう一度言う。かわゆい。
お爺さんは近所にお住まいで、博物館は散歩コースなのだそう。2匹とも体は大きいけど人慣れしていて優しく、わしゃわしゃ撫でさせてくれました。シェパードっぽい子の方がやんちゃで、なかなか上手く写真が撮れず、お爺さんが「Stay!」と言い聞かせてやっとまともなのが撮れました。
しかしこの直後に、またもワフワフくっついてきた。三度目だが言う。かわゆい。
ハワースに来たからには「嵐が丘」で有名なヒースが見たいということで、観光案内所で地図をもらい、散策しつつ探すことにしました。
教会と墓地に挟まれた裏道を抜けていくと、
草に覆われた小道に出ました。
小道を抜けると開けた野原に着きました。野原から町を見下ろす眺めは壮観。
この野原はヒースをめぐる散策コースの出発点になっているようです。いくつかのコースを示す看板が立てられており、トレッキング風の装いをしている人たちを見かけました。
膝の悪い母と、疲れやすい姪っ子がここらで音を上げたため、これ以上の散策はせずに引き返すことに。
写真ではまだ明るいですけど、夏のイギリスは日が長いので、もう18時は過ぎてます。
ホテルに戻ってひと息つくと、夕ご飯にちょうどいい頃合いでした。
こってりめ&量が多い食事でお腹をパンパンに満たし、久しぶりにゆっくりバスタブに浸かれたお風呂の後は、バタンキューで眠ってしまいました。
各種交通機関を乗り継いだ長距離移動で、気が張って疲れていたのでしょうね。
ダブルベッドを姪っ子とシェアして使っていたため、寝相の悪い姪っ子に夜中顔をバンバン張り倒されて何度か起きました・・・
寝顔は天使だから許すけどな!
明日はチェスターまでバス移動。今日ほどは長時間じゃないから気楽です。
チェスターでは連泊して、のんびりお買い物もしたので、もう少し町の情報もお伝えできると思います。
では。