サンクトペテルブルグ1日目 後編~連れがロシアの攻撃に膝を折る
(前回のおさらい)
ロシアによる、アイスバケツチャレンジもびっくりの頭から氷水をぶっかけられるような手荒い洗礼を受けて、ほうほうのていでホテルにたどり着いた我々。
Liston(誤字ではない)の紅茶で一服し、午後からの散策に向けて英気を養うのであった・・・
連れの持ってきた「るるぶロシア」をめくりながら、お昼ご飯をどうするか、あーでもないこーでもないと相談するのも旅の楽しみです。
伝統的ロシア料理も食べたいけど、まだそれほど2人ともお腹が空いていません。
何か軽いものがあるかなと探していて、ピザとパスタの店「ママ・ローマ」を見つけました。
Restaurants - MAMA ROMA (МАМА РОМА) - настоящий итальянский ресторан!
上記はお店のサイトです。ページの最下部で、イタリア語と英語とロシア語が選択できます。
ロシアでイタリアン?とあなどるなかれ、他ではあまり見かけないサーモンのピザとかめっちゃ食べたい。魚の中で、サーモンが一番好きなんです!
Pizza - MAMA ROMA (МАМА РОМА) - настоящий итальянский ресторан!
メニュー写真、右側の下から3番目です。
英語メニューがあると「るるぶ」に書いてあるし、ここに決めました。
ママ・ローマは、サンクトペテルブルグのメインストリートである、ネフスキー大通りから横道へ入ったところにあるらしく、行きしなに散歩がてら街の様子を見られます。
食後に時間の余裕があれば、私のたっての希望で北極南極博物館に行こうという流れになりました。
北極南極博物館とは、ロシアの極地開拓の歴史について展示してある施設です。いつか極地に行ってみたい私としては、見学せずにおれない場所なのです。
Российский государственный музей Арктики и Антарктики
サイトがロシア語のみであることからお分かりのように、館内の解説もほぼロシア語のみです。大半は意味が分かりませんが、ジオラマの見せ方が面白いですし、実際に極地に滞在した設備を見ると、その心もとなさに「やっぱりロシア人は頑丈だなー」と感心しきりです。
動物の剥製は切ない気持ちになるんですけど、ガラスケースなしのむき出しで間近で見られるのは、ちょっと興奮する・・・ああ我ながら罪深い。
行く先は決まった!さあ出かけよう。
道さえ分かっていれば、あっという間に着くモスクワ鉄道駅。
3日目の夜に、ここの壁を使ってプロジェクション・マッピングやってるのを見ました。
道のちょっと奥まったところに「エロティック・ミュージアム」を発見。
ロシア語が少し分かるがゆえに、いらんことに気がつきました。18歳以上でないと入場できないみたいです。
写真に後ろ姿が写っている金髪美女が中に入っていき、私と連れ&通行人のおじさんが色めきたって、ざわ・・・ざわ・・・しました。
ネフスキー大通りの交差点で信号を渡ります。20メートルは幅がありそうな広い道路です。
ビラを配るクマに出会いました。手元からかいま見える、そこはかとないヒト感。
カメラを構えて「Moжнa(モージナ)?」(いいですか?)と聞くと、快く応じてくれました。
「Спасибо(スパシーバ)!」(ありがとう!)と手を振ったら、振りかえしてくれた。気さくなクマさんです。お嬢さん、お待ちなさいと追いかけては来なかった。
サンクトペテルブルグにも、フィンランド発お洒落デパート「ストックマン」がありました。
お隣の国だから、進出してきたんでしょうか。これも自由化のなせる業ですねー。
フォンタンカ運河に架かるアニチコフ橋です。欄干には人馬の像が置かれています。
近くで見るとこんな感じ。
道路の向こう側の欄干にも、同じ像があります。夕日の逆光でかっこよく撮れました。
フォンタンカ運河。ネヴァ川から水を引いています。
運河沿いにあるストロガノフ宮殿。NHK「テレビでロシア語」で映っていたような気がします。マカロンとかのお菓子みたいな色合いです。ホテルの内装も似たトーンのピンクだったので、ロシア人はこのピンクが好きなのかもしれない。
お察しの通り、ビーフ・ストロガノフを考案した一族の邸宅です。
橋を渡ってから2本目の道を右折し、ワンブロック進むと目指すレストランがあるはずです。
ところが旅の魔力と申しましょうか、実際に歩いた体感と、地図上の縮尺の差異と申しましょうか、そこそこ歩いても目的地が見つからず、間違えて別の店に入ってしまいました。
お姉さんが「Двое(ドゥバヨー)?」と聞いてきて、これは確か「2人」という意味だったぞと覚えていたため「Дa, двое(ダー ドゥバヨー)」(はい、2人です)と答えます。
席に通され、当たり前のようにロシア語のメニューを渡されました。
ですよねー。普通に受け答えたし、ロシアにはアジア系民族もいるから、その辺り出身の人だと思われたんだね。でも申し訳ないがメニューを読み取れるボキャブラリーはないんだ・・・
「Do you have an english menu?」と頼んだら、ちょっと驚いてました。
おやおや?メニューにピザもパスタもない。ここで、店が違うのに気づきました。とはいえ出て行くのもねーとコソコソ相談し、せっかくだからロシア料理を食べようということになりました。
ボルシチと、Уха(ウハー)という白身魚と野菜ベースのあっさりスープ、クリームチーズのパンケーキとチャイを注文しました。
2種類のスープは分け合いました。どっちも素朴な感じで美味しい。パンケーキは、チーズ好きの私にはアリだったけど、連れには受けがいまいち。チャイは日本で飲むのと変わらないかなー。
あ、食べるのに夢中で写真は忘れてます。
店内には私たちの他に客はおらず、店員さんたちはおしゃべりに興じています。厨房からも人が出て来たよ。暇なんだね・・・
この放っておいてくれるラフな感じが心地いい。人によるだろうけど、無言でじっと待機されてるのって見張られてるみたいで落ち着かないんです。適当に力抜いててくれる方が気楽なんですよね。
連れはややお気に召さないようす。呼べばちゃんと来てくれるし、問題ないと思うんだけど「気持ちよく食事する時間を提供するのが仕事だから、接客態度が良いとは言えない」のだそう。
筋違いな意見ではないと思う。ただ、ここは庶民的な食堂という雰囲気&価格帯の店で、高級レストランではないから、人として感じが良ければ充分なんじゃなかろうか。
そう考えてみると、日本の庶民的飲食店で提供されている接客サービスって、異常にハイレベルなんですね。
しかし感じ方はそれこそ人によって全然違うからな、とその時はなんとなく流しましたが、今にして思い返せば、ロシア語でかろうじてコミュニケートできる私と、意思疎通のほとんどできない連れでは、すでに相手側の対応が異なっていたのでしょう。
それに、店員のお姉さんが料理を持ってきてくれたり、取り皿を追加してくれた時に、私はお礼を言っていたけど、連れは特に反応してなかったから、お姉さんのちょっと照れたような可愛らしい微笑みを見てないんですよ。もったいないことしてるわー。
うん、言葉は大事。だけどもっと大事なことはある。
わりとのんびり食事をしていたら、いつのまにか15時半近くになっていました。
腰を上げて、北極南極博物館に向かいます。
外は早くも暗くなり始めていました。
連れがオフラインでも使えるGoogleマップ公式アプリで、サンクトぺテルブルグを含むエリアをダウンロードしておいてくれたので、スムーズにたどり着くことができました。これ、かなり便利です。旅行中にものすごく助けられました。
エリアをダウンロードしてオフラインでナビゲートする - モバイル Google マップ ヘルプ
ネフスキー大通りをモスクワ鉄道駅に向かって戻る途中で、右折してMaрaта通りに入り、400メートルほど進むと、Kузнeчный通りとぶつかる曲がり角に博物館があります。
入館料は大人が280ルーブル、日本円で450円くらいです。窓口で支払う時に、ささやかな揉め事が起きました。
連れの出した5000ルーブル札を受け付けてもらえなかったのです。額が大きすぎると断られるケースは、まれにあります。閉館時間が近かったから、お釣りがなかったのかもしれません。
もっと細かいのないの?と聞くと、さっきの店で使ってしまったとのこと。なんとクレジットカードも使えないと言われました。
窓口のご婦人は、もちろん申し訳なさそうな態度も、この状況を何とかしようという姿勢も見せません。
連れは困りきって、強張った表情を浮かべています。
幸い私が500ルーブル札を持っており、立て替えて入館できました。
さらに、見学する前に上着をクロークにあずけるように指示されました。これはヨーロッパではスタンダードだと思うのですが、海外旅行初心者の連れは初耳だったようです。
厳しい口調で(ロシア語は、そういうふうに聞こえがち)階段を指差して下りるように言われ、よう分からんかったがなんだべな?と思いながら階下に行くと、クロークがありました。コートと荷物をあずけて番号札を受け取り、身軽になって見学です。
まず飛行機がドーン!
何に使われたものか?それは分からない・・・
極地に暮らす動物たちのジオラマは、とても精巧に出来ています。
陸地のペンギンと、水中のペンギンを、真ん中を仕切って見せています。一体一体は小さいんですよー。
立体のセイウチと、背景の絵が、すごくうまく混ざり合っています。
極地調査のジオラマなんて、超寒そう・・・私なら2秒で死ぬわ。
テント?マイナス40℃とかになる土地でテントなの?
ホッキョクグマに襲われたらイチコロだぞ!
時代がもう少し下った、ドーム状居住施設の実物も展示されていましたが、それだって布製なんです。心細いくらい頼りない。
あくまで開拓の歴史の展示ですから、最新のものは置かれていないのでしょう。そもそもそれって軍事機密だろうし。
2階には歴代の極地探検用防護服が並べてあって、展示室中央にはペンギンの剥製が飾られています。
いやすげー可愛いんだよ?近くで見ても羽毛のホワホワ感とか、テラ萌えスと思わないでもない。でもごめん、「一家大虐殺」ていうのが真っ先に思い浮かんだ・・・
どんよりした気持ちで残りの展示を見て回り、だいたい1時間くらいで見終えました。説明をしっかり読めたら、もっと時間がかかりそうです。
出る前に、お手洗いに行くことにしました。せっぱつまってから探しても、日本みたいに手軽に利用できるトイレを見つけるのは難しいですからね。
1階から2階に上がる途中にあるお手洗いに入りました。
そしたら便座がない。これはまあ、予想の範囲内です。でも便座のフタが取り外されて、壁に立てかけられているのはなぜ?理由が分からなくて不気味です。
付け加えて、設置されたゴミ箱にいっぱいトイレットペーパーが入っているのは・・・あれだね、使用後の紙を流しちゃいけないという例のやつだね。空調がしっかりしてるから、アンモニア臭はしないけど。
中腰で用を済ませ、事なきを得た私が報告すると、連れは震えあがっていました。そうか、男性は気がつきにくいかもね。
表に出ると、やっと17時になったくらいだというのに、もう完全に夜でした。
ホテルまで徒歩10分もかからないような距離だったので、のんびり帰ります。
すると、やたらデカい黒い犬が単独で歩いていました。首輪をしているものの、鎖はなく、飼い主らしき人も見当たりません。野良犬にしては栄養状態がよさそうだし、周囲も警戒していません。
触れられそうなほど近くを通り過ぎていきましたが、すごく大人しく、人に馴れている感じがします。
どうやら30メートルばかり前を歩いていた男性が飼い主だったようです。黒犬さんが寄り添って尻尾を振っています。その人の手にも鎖はなく、振り返って黒犬さんが付いてくるのを確かめるようすもなかったから、気がつきませんでした。
その後何回も、こういう場面を見かけたのですが、ロシアでは放し飼い散歩は「あるある」なんでしょうか?情報を求む。
薬局の前を通りがかった時、連れが「薬を買いたい」と言い出しました。風邪を引いたみたいで具合が悪く、喉が痛いそうです。
寄るのは別に構わないけど、昼間の感じで英語が通じない場合は、症状に合わせた薬を買うのは至難の業だぞ・・・
かといって、自力で治せというのも無理な話です。とりあえず入ってみるかと薬局に足を踏み入れましたが、まったく駄目でした。英語はもちろん通じず、面倒くさそうに手を振って追い払われてしまいました。
がっくり肩を落とす私たち。しかしここで諦めては連れが可哀そうです。
「あきらめたらそこで試合終了だよ」って安西先生も言ってたもん。
方策を考えながらホテルに向かっていて、ふと昼間に道を聞いた薬局が目に入りました。
あの店にいた人たちは、一生懸命話を聞いてくれて親切だった。それに一度ホテルに戻って、ネットで単語を調べてメモして伝えれば、どうにかできるかもしれない。
ひらめいたのと同時に、ロシア語で「熱がある」「頭が痛い」と伝える言い方を勉強していたのも思い出しました。そしてそれは持ってきた手帳に書いてある!
さっそくホテルに帰って単語を調べ、発音が悪くても伝わるように、ロシア語で手帳に書きました。
「Я хочу купить лекарство от простуды.(ヤー ハチュー クーピチ リカールストヴァ アト プラストゥーヂ)」
Я хочу=~したい、купить=買う、лекарство от простуды=風邪薬、で「私は風邪薬が買いたいです」になります。
「У меня температура.(ウ ミニャー チンピラトゥーラ)」(熱があります)
「У меня болит голова.(ウ ミニャー バリート ガラヴァー)」(頭が痛いです)
У меня~=私は持っている、という意味で、「熱」を意味する単語「температура」を続ければ「私は熱があります」になります。
У меня болит ~=私は~が痛いです、という意味で、~に体の部位をあらわす単語を入れれば、どこが痛いのか伝えることができます。
痛いのは私ではなく連れなので、「彼」を意味する「У нго」にすればよかった・・・やっぱりちょっとテンパってたんですな。
準備を整え、薬局に出陣です。
昼間のお姉さん、まだいました。「あら?あなたはさっきの」みたいな表情をしています。
薬が欲しい旨を伝え、症状を説明して・・・、喉が痛いって調べるの忘れてた!
そこで「У меня болит~」まで言って、喉をかきむしるような仕草&苦しそうな顔をしてみました。
「Что вы рекомендуете(シトー ヴィー リコメンドゥーイチェ)?」(お勧めは何ですか?)とたたみかけます。
お姉さんは「うーん、そうね」的に首をかしげてから、説明を始めました。ちょっと待って!分かんないから!
慌てて「Посмотреть(パスマトリェーチ)」と言いましたが、これでは「見る、見ます」と言ったことになってしまうため、本当は「Покажите, пожалуйста(パカジーチェ パジャールスタ)」(見せて下さい)と言いたかったんです・・・落ち着いて考えれば出て来たはずなんですけど、焦ってたんですね。
お姉さんは意図をくんでくれて、いくつかの薬をケースから出しながら説明してくれました。
パッケージに絵が描かれているから、どんな薬か想像がつきます。これは助かりました。予想がつくことで、お姉さんの言葉から理解できる単語を拾いやすかった。それに、喉の薬を「タブレット」と言っているように聞こえて、いわゆる錠剤のタブレットをロシア語でもそう表現するんだなーと納得してました。
※正しくは「Taблeтка(タブリェートカ)」だそうです。
解熱効果のある風邪薬と、喉用の錠剤をやっとのことで購入し、「Спасибо!」と告げて店を出ます。お姉さんもホッとした顔で手を振ってくれました。
やりとげた感で私は元気いっぱいですが、具合が悪くなってきた連れはぐったりしています。
しかしながら薬を手に入れたことで少し前向きになり、明日の朝ごはんを買うため、ホテルのすぐ近くにある、23時まで開いている小さなスーパーに寄っていくことにしました。
パンと果物とヨーグルトとチーズ、1リットル入り紙パックのベリージュースを手にレジに並びます。愛想が良いとはけっして言えないお姉さんが、バーコードを通した後に何かをベラベラと訴えてきます。
私が「?」のニュアンスをたたえた表情をしていると、レジ袋を取り出して指差しました。
どうやら「袋はいるのか?」と聞いていたもよう。しかもこの感じだと、袋は有料っぽい。
フフフ、これこそ備えあれば憂いなし。ちゃんとエコバッグを持ってきたんだぜ。
私は「Het」と断りを入れ、エコバッグを取り出しました。お姉さんも納得のごようすで、うなずいています。
違うレジに並んでいる連れも同じことを聞かれるだろうと思い、「袋がいるか聞かれるよ」と教えておきました。
無事に買い物を終えてホテルに帰った時は、さすがに気が抜けてベッドに寝転びました。
連れは早々に薬を飲んでいます。
とにかくゆっくり休んで、明日になって体調が悪化しているようなら、君はホテルで寝ていればいい、私は1人でエルミタージュ美術館に行くから、というふうに話がまとまりました。
連れはそんなに積極的に美術館に行きたがっていたわけではないし、昼ぐらいまで様子を見て、行けそうなら2人で、無理なら1人で出かけることにしました。
なんだかもう、こっちが元気なのが申し訳ないような弱りっぷりです。
「無理はしないでね。それでひどくなったら、余計に手間がかかるからね。積極的に弱音を吐いてね」と伝えて、さっさと寝ました。私も緊張していたのでしょう、目を閉じて数秒で意識が途切れたような感覚です。
「スイッチ切ったみたいに寝た」と後で言われました。
さて次回はエルミタージュ美術館です。
連れは回復できるのか?まだまだお見舞いされるのか?
私はずっと元気でした、とだけはお伝えしておきます。
(追記)
書き忘れていましたが、ロシアの滞在登録についてです。
ビザに記載されている目的地に到着後3営業日以内に滞在登録をしなければならない、という規則がロシアにはあるそうです。
しかし、滞在する都市によって規則が違ったり、3日以上同じ都市に滞在する場合に必要になるから、3日以内ならしなくてもいいとか、いや7日以上滞在する場合に必要なんだとか、情報が錯綜しています。規則が変更されても、周知はされない傾向があるようです。
ただ何らかの手続きは必要みたいですね。今回のサンクトペテルブルグ滞在3日間に関しては、パスポートの写真を撮られただけでした。「パスポートを持っていかなくていいの?」と聞きましたが「これで大丈夫だよ」という返事でした。登録料を要求される場合もあると聞いていましたが、それもなく。ホテルEl Rooms ApartmentsのDmitryさんは良心的な人でよかったけど、謎は残る・・・
また、旅行者にはパスポート携帯義務があり、所持していないのを警察官に見つかったら罰金を払わされる。パスポートを取り上げておいて「ビザの書類に不備があるから、返してほしければ罰金を払え」と言い出す悪徳警官もいるから気をつけるように、という噂も目にします。警察官を見たら逃げたほうがいい、なんてアドバイスまでありました。
これも、呼びとめられることさえ一度もなかったです。運がよかったのでしょうか。警察官はしばしば見かけましたけど、こちらに注意を払ってすらいなかったです。
滞在登録をしなかった時の罰金規定が撤廃されてからは、警察官による不正が激減したという情報も目にしたので、タイミングと運、なんでしょうね。
万が一の不測の事態に備えて、念のため在ロシア日本国大使館領事部が携行案内をしている、悪徳警官に捕まった時に提示して難を逃れるためのメモがダウンロードできる、大使館サイトのURLを付記しておきます。
皆様の旅が、安全で快適なものでありますように。