ハワースまったり観光~ブロンテ博物館とこってり飯、そして犬

ハワースの昼下がりは、光に映える緑の丘が美しかった。

f:id:mikawayaemi:20170703171644j:plain

ホテルは急な坂の途中にあって、上るのは大変だけど眺めはいい。

f:id:mikawayaemi:20170703200649j:plain

泊まったのはThe Fleece Inn、フロントがなくて1階のパブレストランのカウンターでチェックインするという、ちょっと変わったシステムでした。

f:id:mikawayaemi:20170703173511j:plain

外観はこじんまりしてるけど内装がすごく可愛く、バスルームは広くてアメニティも充実していて、ウェルカムおやつ的なクッキー&チョコレートがガラス瓶にたくさん入ってるのも嬉しい。お菓子は素朴な美味しさでした。

2台設置されているオイルヒーターで洗濯ものを乾かせるのも地味に助かります。

f:id:mikawayaemi:20170703173727j:plain

f:id:mikawayaemi:20170703173747j:plain

フリースイン (イギリス ハワース) - Booking.com

朝食込で1泊3人が135ポンド(20000円弱)だから、料金から考えるとかなり贅沢なお部屋です。料理もおいしく、おすすめの宿です。

こちらが夜ご飯にホテルのレストランで食べたオニオン&チーズパイ的なものポテト添え。

f:id:mikawayaemi:20170703175254j:plain

チーズが濃厚で美味しい!・・・けれども量が多くて味も濃いので食べきれなかった。喉がね・・・「もう無理です」って門を閉めました・・・

ただ味はいいんですよー。お酒が進みそう。あとポテトはさすがの旨さでした。

実はホテルの周りに夜ご飯を食べに行ける店がないんですね。観光客向けの軽食を出すレストランも夕方には閉まってしまいます。

さらにスーパーもキオスクも近隣にはなく、そこは少し不便です。

ハワースの鉄道駅近辺にはあるのかもしれませんが、私たちはキースリー駅からホテルまでタクシーで乗り付けたため、残念ながら生活の場としての町の様子をちゃんと見れていなので分からないです。

今調べたところ、駅の近くにコンビニSPARがあるみたいです。そこまで行けばご飯を食べられるお店がいくつかありますね。サンドイッチ屋さん、インド料理、イタリアンなどなど。ハワースに行かれる方はご参照下さい。

ただし営業時間にはご注意を。観光地でも意外なほど早く閉まったりします!

f:id:mikawayaemi:20170703182931p:plain

ちなみに私の愛する庶民派スーパーTESCOはキースリーまで行かないとないらしい。

そしてこちらが朝食。

f:id:mikawayaemi:20170703175147j:plain

ワンプレートでこのセットが出てきます。トーストを別に持ってきてくれて、焼き加減などを聞いてくれます。

上の方にある黒い円形のものは、ブラッドソーセージです。豚の血を主原料にしているため味に癖があります。まずくはないけど、完食できなかった・・・

朝食の定番らしい焼きトマトとビーンズには、そろそろ慣れてきました。

飲み物やジャム、果物やシリアルはレストランの中に置かれた台に並べられていて、ご自由にどうぞでした。種類が豊富で量も十分あり、もらったリンゴを後でおやつ代わりにしました。

少し時間を戻して、チェックインしてから本来の目的であるブロンテ博物館へ向かいました。

f:id:mikawayaemi:20170703204352p:plain

ホテルの前の坂道をトコトコ上り、教会が左手に見える小道を左折します。

f:id:mikawayaemi:20170703204732j:plain

f:id:mikawayaemi:20170703204750j:plain

ちょうど女の子が道の奥へ駆けていきました。

f:id:mikawayaemi:20170703205029j:plain

10分と歩かずに到着、裏手には駐車場があるそうです。

Bronte Parsonage Museum

基本は毎日開いていて、開館時間は4月から10月が10時~17時半、11月から3月が10時~17時、元日だけ12時~17時です。

2017年12月24~27日、2018年1月2~31日が休館日という情報が2017年7月時点で公表されていますが、最新情報はサイトでご確認下さい。

入館料は大人8.5ポンド、学生6.5ポンド、子供4ポンド(5歳以下は無料)です。

人数によってはファミリーチケットの方がお得です。大人2人と子供4人までは20ポンド、大人1人と子供1人なら10ポンドで入れます。

受付では無料の日本語パンフレットをもらえます。ペラッとした薄いものですが、展示物の簡単な説明が書かれていますので、忘れずにもらいましょう。

館内は写真を撮ることができます。正直私はあまり興味がなかったため、母に指示されるままにパシャパシャ撮りまくってました。

いくつか載せますので、興味のある方へ。

f:id:mikawayaemi:20170703215941j:plain

リビング的なスペース

f:id:mikawayaemi:20170703220053j:plain

台所、とても狭い

f:id:mikawayaemi:20170703220113j:plain

当時の服装。コルセットでそうとう締めつけて着るんだろうな・・・

f:id:mikawayaemi:20170703220127j:plain

ブロンテ姉妹が赤ん坊の頃寝かされていたらしいベッド

f:id:mikawayaemi:20170703220143j:plain

ブロンテ姉妹の父親が亡くなった時に使用していたベッド。思いのほか小さい

ミュージアムショップはなかなかの充実ぶりです。切り絵風のブックマーカーがシックで素敵。お値段も安いのでバラマキ土産には最適かも。

ブロンテ博物館を訪れるという長年の夢が叶って浮かれる母は「そんなに?」とビックリするくらい買ってました。

博物館を出たところに2匹の犬を連れたお爺さんがいて、犬と遊ばせてもらえた。

f:id:mikawayaemi:20170703223520j:plain

かわゆい。

f:id:mikawayaemi:20170703223531j:plain

もう一度言う。かわゆい。

お爺さんは近所にお住まいで、博物館は散歩コースなのだそう。2匹とも体は大きいけど人慣れしていて優しく、わしゃわしゃ撫でさせてくれました。シェパードっぽい子の方がやんちゃで、なかなか上手く写真が撮れず、お爺さんが「Stay!」と言い聞かせてやっとまともなのが撮れました。

しかしこの直後に、またもワフワフくっついてきた。三度目だが言う。かわゆい。

ハワースに来たからには「嵐が丘」で有名なヒースが見たいということで、観光案内所で地図をもらい、散策しつつ探すことにしました。

教会と墓地に挟まれた裏道を抜けていくと、

f:id:mikawayaemi:20170703224720j:plain

f:id:mikawayaemi:20170703224739j:plain

草に覆われた小道に出ました。

f:id:mikawayaemi:20170703224756j:plain

小道を抜けると開けた野原に着きました。野原から町を見下ろす眺めは壮観。

f:id:mikawayaemi:20170703225744j:plain

この野原はヒースをめぐる散策コースの出発点になっているようです。いくつかのコースを示す看板が立てられており、トレッキング風の装いをしている人たちを見かけました。

膝の悪い母と、疲れやすい姪っ子がここらで音を上げたため、これ以上の散策はせずに引き返すことに。

写真ではまだ明るいですけど、夏のイギリスは日が長いので、もう18時は過ぎてます。

ホテルに戻ってひと息つくと、夕ご飯にちょうどいい頃合いでした。

こってりめ&量が多い食事でお腹をパンパンに満たし、久しぶりにゆっくりバスタブに浸かれたお風呂の後は、バタンキューで眠ってしまいました。

各種交通機関を乗り継いだ長距離移動で、気が張って疲れていたのでしょうね。

ダブルベッドを姪っ子とシェアして使っていたため、寝相の悪い姪っ子に夜中顔をバンバン張り倒されて何度か起きました・・・

寝顔は天使だから許すけどな!

明日はチェスターまでバス移動。今日ほどは長時間じゃないから気楽です。

チェスターでは連泊して、のんびりお買い物もしたので、もう少し町の情報もお伝えできると思います。

では。

 

びよーんと長距離移動~湖水地方⇒ブロンテ姉妹が暮らした町ハワース

一夜明けたら、すっかり雨は上がっていました。

昨日はのんびりしていただけだから、あまりお腹が空いておらず、前日に泊まったホステルでもらった洋ナシとクラッカーで軽く朝食を済ませます。みずみずしくて美味しかった。昨夜は嵐だったし、近所に買い物できる店もなかったから、もらっておいて本当によかったです。

バスの出発時刻は8時32分、ランカスターには10時に着く予定です。念のため早くホテルを出たので、8時10分にはバス停に着いていました。

そして案の定、遅れるバス。分かってた・・・そんなこっちゃないかと思っていたよ。

待っている間にバス停周りの写真を撮りました。

スレート石を使った壁が特徴です。

f:id:mikawayaemi:20170425035839j:plain

丘の上まで家が建てられています。

f:id:mikawayaemi:20170425035943j:plain

小さなホテルがあったりして、ここに泊まっても良かったかも。

f:id:mikawayaemi:20170425040022j:plain

ぶらぶらしてたら教会らしき建物を見つけました。

f:id:mikawayaemi:20170425040114j:plain

だんだん晴れてきました。

f:id:mikawayaemi:20170425040205j:plain

農作業用の器具などを売っているお店らしい。朝早いから当然閉まっています。

f:id:mikawayaemi:20170425040242j:plain

写真の量が多いところからお察しの通り、時間を持て余していました。とっくにバスが来ていい時間なのに、気配すらありません。

不安になっていると、ふらりとバス停におじさんが現れました。バスのチケットを見せて「ここで合ってますか?」と聞くと、「もちろんだよ、そのうち来るよ!」と明るく答えてくれました。

そのうちって、WHEN!?

それをぐっと飲み込みました。おじさんはニコニコしています。

やがてバスがやって来ましたが、我々の乗るバスとは違うようです。念のため、降りてきた運転手さんにも尋ねました。

「ああ、このバスではないね。そろそろ来るよ」

そろそろって、WHEN!?

とっくに予定時刻は過ぎているのだ・・・

先ほどのおじさんは、このバスに乗るもよう。心配でブルーになる私を、運転手さんと一緒にキョトンと見ています。ダブルおじさんキョトンです。

なにをそんなに暗い顔をしているんだ?バスなんて遅れるもんだぜ?てな感じだ。

またこの2人が年の頃も同じくらいで、体型も揃ってぽっちゃりさん、顔も似ている気がします。並んで私を見ているさまは、さながらロールシャッハテストのよう。

問:何に見えますか?

答:2人のぽっちゃりおじさんです。

診断:お疲れのようですな・・・

とか妄想しているうちに、ようやく乗るべきバスが来ました。National Expressはトイレが付いているのが便利です。

湖水地方を南へ下ってランカスターへ向かう車窓はとても美しい。

ただすごく揺れます、あいかわらずめっちゃ飛ばす。おかげで出発が遅れたにもかかわらず、到着は定刻通りでした。

バス停から、鉄道駅までは少し歩きます。ここでも地図は準備していなかったのですが、ランカスターのバス停はなかなか大きく、付近の詳細な地図のプレートが掲示されていて、鉄道駅への行き方も描いてありました。

参考までに地図です、案内されている道は、私たちの通ったのとは違うルートですね。

f:id:mikawayaemi:20170427053330p:plain

繁華街を抜けていく時、姪っ子の「慣れたものが食べたい」というリクエストでマクドナルドに寄りました。アップルパイ食べたかったけど、10時半前だったからまだ注文できなかった・・・

休憩してから、町を散策しつつ駅へ。幸いよいお天気です。

今回は時間がなくて立ち寄れませんでしたが、ランカスター・シティー・ミュージアムです。

Lancaster City Museum - Lancashire County Council

f:id:mikawayaemi:20170425042948j:plain

湖水地方とは建築様式が違うようです。外壁の石のサイズが、わりあい均一ですね。

f:id:mikawayaemi:20170425044342j:plain

クラシカルな雰囲気の街並みでした。次はのんびり観光したいなー。

f:id:mikawayaemi:20170425044440j:plain

ランカスター鉄道駅です。ややこじんまり。

f:id:mikawayaemi:20170425044844j:plain

カラフルなお花と乳白色の駅舎が陽の光に映えますな。

f:id:mikawayaemi:20170425044855j:plain

さて、ここで一つクリアしなければならない課題がありました。

ここまで交通機関のチケットは、すべて事前にメールで送られてきたEチケットをプリントアウトしたものでした。

それがなぜか、ランカスターからキースリーまでの区間だけ「ファストチケットを現地の駅で発券せよ」という指令と共に、専用の番号だけが送られてきたのです。

なんでも駅に設置された機械を操作しなければならないらしい。

一応、発券の仕方はメールで説明されていたけど、ものすごく簡素なのは海外あるある。けっきょく、よー分からんわけです。

駅の中に入ってファストパス専用の機械を探したら、それらしきものが2台並んでいました。近づいて観察しても、どっちなのかちょっと分からない。

そこで窓口のおじさんに聞くことしました。

f:id:mikawayaemi:20170425045632j:plain

「ファストチケットだから、機械で発券するようメールで言われたんだけど、どうすればいいの?」

おじさん、ニコリともせず「あっちに機械があるよ」

「やり方が分からないのです」

「ボタンを押せばいい」

おおっと、わりとそっけないぜ。

とりあえず、サンキューとだけ言って自力でやってみることにしました。やっぱり日本みたいに至れり尽くせりには助けてくれないなー。

落ち着いてよく見ると、機械の上にチケットマシン的なことが書いてありました。

タッチパネル上にはBuy ticketとかいろいろ表示があって、そのなかにFast ticketのアイコンが。

これか?と押したら、ファストナンバーを入力せよ、とのこと。入力すると、クレジットカードナンバーを入力せよ、との指示。

実はチケットを買うのにクレジットカードを使ったのですが、そのナンバーがファストチケット発券のコードになるよと言われていたのです。

指示通りに入力すると、あっさりチケットをゲットできました。

なーんだ、意外とかんたーん。

ここで経験したおかげで、その後1人になって自由に観光した時にサクサクとチケットを買えました。

そして列車も定刻の12時48分を少し遅れて出発。ローカル線っぽい、2両編成の可愛い車両でした。

f:id:mikawayaemi:20170425051330j:plain

最初に止まったCarnforthという小さな駅を出たところで、走りながら車体がキーキーガタピシと派手にきしみ始め、乗客たちがざわ・・・ざわ・・・となりました。

まあ年季入ってそうでしたもんね。

14時15分到着予定でしたが、のんびりしてて乗り過ごしそうになり慌てて降りたので、定刻通りだったかは覚えていません。

とりあえず無事キースリーに到着。ここは乗り換えのためだけに寄った町でしたから、残念ながら全然見てないんですよね。

キースリーからハワースに向かうには、3つの交通手段があります。

蒸気機関車のキースリー&ワースバレー鉄道、ローカルバス、タクシー。

せっかくだし蒸気機関車に乗ろうかと思いましたが、学校の休み期間と週末しか運行しておらず、本数も少ないうえ、料金が大人16ポンド、シニア14ポンド、5歳から15歳までの子供が8ポンドだったんです。接続がよくなくて、ちょっとしか乗らないのに、日本円で2000円超えるのは、どうもなーと思いまして。素敵な鉄道ではあるのですが。

興味のある方は、こちらのサイトからどうぞ。

KWVR - Keighley & Worth Valley Railway |

そんなに鉄道好きでもないし、バスかタクシーにしようと事前に決めていて、当日は朝から移動づくめで疲れていたため、タクシーに乗ることにしました。

ガイドブックには、キースリー・ハワース間はタクシーでも6ポンドくらいと書かれていたし、ローカルバスでも1人頭2ポンドくらいだったので、3人で乗ればたいして変わらないからタクシーでホテルまで行こうとなったのです。

1人旅の場合はローカルバスがお得ですから、一応ご案内しておきますね。

ちなみに、キースリー鉄道駅と、キースリーバスステーションは少し離れています。

ざっくりですが、地図を載せておきます。

ショッピングモールの奥にあるのがバスステーションです。

f:id:mikawayaemi:20170427054847p:plain

中はこんな感じ。広くてきれい。無料のトイレがあるのが嬉しい。

f:id:mikawayaemi:20170427055437j:plain

キースリーのバスステーションからハワース駅前まで行ける路線は、Outbound(市外行き)と、Inbound(市内行き)があるので、お気を付け下さい。

915

915 - Keighley - Oxenhope Circular Clockwise – Bus Times

こちらはOutboundです。Stand Aから出ています。

916

916 - Keighley - Stanbury Circular Clockwise – Bus Times

こちらはInboundです。Stand Aから出ています。

917

917 - Keighley - Oxenhope Circular Clockwise – Bus Times

こちらはOutboundです。Stand Aから出ています。

かかる時間は30分くらいです。

今回私たちが泊まったホテルは、ハワースの駅から離れたメインストリート沿いにありました。駅から歩ける距離ではあるのですが、ハワースの町はかなり坂道がきついです。大荷物を引きずりながらだと、そうとう辛いと思います。ましてや、うちの母は膝を悪くしているため、タクシーを選択して本当に正しかったですね。

よろしければご参考に、キースリー駅からハワースのメインストリート手前のHaworth Sun Street(stop K)まで行ける路線です。

915

915 - Keighley - Oxenhope Circular Clockwise – Bus Times

917

917 - Keighley - Oxenhope Circular Clockwise – Bus Times

918

918 - Keighley - Oxenhope Circular Clockwise – Bus Times

上記の路線はすべてOutboundで、Stand Aから出ています。かかる時間は40分です。

500

500 - Keighley - Hebden Bridge – Bus Times

この路線は市外・市内行きの区別はありませんが、Habden Bridgeという駅で乗り換えをする必要があり、接続は悪くないものの(10~15分)、トータルで1時間20分くらいかかります。

我々はタクシーでホテルの前まで乗りつけました。20分くらいかかったと思います。それで6ポンド(約900円)でしたから、かなりお得です。運転手さんとめちゃめちゃ話が盛り上がったため、おまけしてくれたのですが、それでもやはりイギリスはタクシー料金が安いですね。

タクシーの呼び方ですが、キースリー駅にタクシーセンターが併設されており、カウンターで行きたい場所を告げると無線で呼んでくれます。

待つこと10分ほど、頭にターバンを巻いたヒゲのおじ様が現れました。

イギリスには中東系の移民が多いと聞いていたので、なるほどと思いつつホテルの名前を伝えると、「OK」と答えて出発です。彼もなかなかスピード出すのよね・・・

どこから来たんだ?なんて質問から始まって、日本からだよと答えると、息子さんが日本に何度も行っているとのこと。へー、そうなんだーと返事をしたら、おじ様はだんだんのってきて、パキスタンから来ていること、息子さんは今マレーシアで働いていることなどを教えてくれました。

マレーシアは経済が発展している最中ですもんね、よい選択だと思いますよと言うと、すごく喜んで「そうだろう?うちの息子は賢いんだ!」と声を弾ませていました。

それから、アジア人はヨーロッパ人よりも優しいから暮らしやすいしな、なんといっても同じアジアの仲間だから、とおじ様。

ふーむ、確かにパキスタンと日本は大きく括れば同じアジアだな・・・イギリスでのおじ様の苦労がしのばれて、そうですね、アジア仲間ですね!と答えます。

興が乗ってきたらしく、おじ様は「イギリス人は人によるが、フランス人は嫌な奴が多くてよー」と文句を言い始めました。

うわー、わかるー。あるあるだわー。

フランス人、というかパリに関するジョークで「パリは最高の街、パリジャン&パリジェンヌがいなければもっと最高だけど」というのがあるのを思い出します。

激しく同意っすよ!と笑いながら答えると、おじ様も「だろう?」と大爆笑。

なんか楽しくなってきちゃって、膝を叩いて大笑いしてしまった。おじ様もゲラゲラ笑ってて、横に座ってる母&姪っ子はなんで笑ってるのか分からないまでも、異常な盛り上がりがおかしいのか頬をヒクヒクさせて笑いをこらえてました。

笑えばいいと思うよ・・・

いや私も分かってますよ、フランス人のすべてが嫌な奴なわけないって。

ただ故郷を遠く離れた異国の地で、タクシー運転手としてコツコツ働いて、息子を外国で働けるようになるまで育てて送り出すって、きっと大変なご苦労をされてるんですよ。

時には愚痴をこぼしてガス抜きしたっていいじゃないですか。

とてもハッピーな雰囲気のまま、ホテル前に到着。料金は7ポンドと言われましたが、小銭が6ポンドしかなくて、3人で細かいの持ってるか?と話していたら「6ポンドでいいよ」とおじ様。

そんな、駄目ですよ。お釣り要らないからお札で・・・と言いましたが、微笑んで「いいんだよ」と言い、さっそうと去って行かれました。おじ様、ありがとう。

こちらが宿泊したホテルThe Fleece Innです。羊の看板が目印です。

f:id:mikawayaemi:20170427051042j:plain

こじんまりしたB&Bでしたが、内装が乙女チックで可愛らしく、設備は充実していました。ご飯も美味しかったです、ただ味は濃いめで量は多かった。

そのぶん、なかなかのお値段でした。とはいえ、3人で1泊2万円くらいですから、ばかげて高くはないですね。

アンブルサイドからハワースまで、8時前にホテルを出て、着いたのが15時くらい。ほぼ7時間!いやー長かった。

この後、がんばってみっちり観光したので、ハワースの続きはまた次回ということで。

ブロンテミュージアムとヒースの丘を紹介します。

では。

湖水地方で嵐に遭遇、アンブルサイドで一回休み

イギリスに来て初めてのゆっくりした朝。

共用キッチンで朝ご飯を食べていたら、もう帰るんだけど荷物になるからと言って家族連れのお母さんが洋ナシの6個パックをくれました。

荷物になるのは同じなんだよなーと思いつつ、もったいない精神を発揮してありがたくいただいたが、後ですごく役立ったのです。

情けは人のためならずってこのこと?うーん、ちょっと違うか。

チェックアウトぎりぎりまでホテルにいて、バスでアンブルサイドに向かいます。ホテルのフロントにはバスの時刻表が貼ってあるのが便利。

早起きの母は先に街へ出ており、バーゲンセールになっていた6ポンド(900円弱)のカットソーを買ってホクホク。エレガントな感じのベージュのトップスで、70%オフだったそう。

昨日キャッスルリッグ・ストーン・サークルへの道を教えてくれたお兄さんにお礼を言いたかったけど、チェックアウト時にフロントにいたのはキュートなお姉さんでした。

「Everything is O.K.(問題なかった)?」

と聞かれたので「Perfect(完璧だったよ)!」と答えると、ニコッと笑ってくれました。

バスは10時半にケズィックを出発、ホテル最寄りのバス停アンブルサイドWaterheadには10時50分くらいに着きました。

途中から乗ってきた、ドイツからトレッキングに来たという女性との会話に夢中になって、乗り越しそうになったけど、運転手さんが声をかけてくれてセーフ。乗る時に「アンブルサイドWaterheadに止まる?」と聞いたのを覚えていてくれたみたい、ちょっと強面だけどナイスガイだったぜ。

ドイツ人女性は日本に来たことがあって、日本の文化が好きなのだそう。日本語を少し勉強したけど、難しいよねとのこと。私もドイツにいつか行きたくて、ドイツ語を勉強してるけど難しいね、文法が全然違うから、お互いの言語を習得しようとしたら苦労するよね、などと話しました。

ホテルはバス停の目の前だったけど、雨がとにかくすごくて、ほぼ嵐といったふう。

チェックインできる時間まで荷物をあずけて散策しようという計画は、諦めるしかありませんでした。

短い移動でもずぶ濡れになってしまったので、ロビーで休憩してから、お昼になったらホテル内のレストランでのんびりご飯を食べて待ってました。

母も姪っ子もぐったり。相変わらず1人だけ元気な私は、ホテルのすぐ隣にある小さなお土産屋さんに行きました。

ちょうどそこには日本人女性2人連れのお客さんがいて、目が合ったら話しかけようと思ってたけど、私がそこにいないかのように振る舞っていたので、面倒くさくなってやめました。こういうこと、時々あるんですよねー。どんな気持ちでスルーしてるのか、ちょっと分からない。むやみにまとわりついたりしないのにな・・・

品ぞろえはとてもラブリーなのに、店主は渋い顔のおじさんだった。「Hello」と挨拶したら、苦み走った低音の「Hi」が返ってきました。

ハートモチーフのカラーストーンとビーズを使った可愛らしいブレスレットを、友達用に購入。会計時におじさんと天気の話をした。やはり世間話に天気の話は鉄板ですな。

ひどい雨だが、こんなのは珍しいよ、あんたも運が悪いなと言われたので、明日は今日よりましになるかな?と聞くと、多分ね、そう願うよと答えるだけでなく、この辺りの地理と気候の関係について、いろいろ教えてくれた。けっこうおしゃべりさんだったらしい。

ホテルに戻って昼食。疲れ切った母&姪っ子は食欲がなく、本日のスープだけ注文していた。日替わりスープとパンが付いている軽食で、これが大当たりですごくおいしかったそう。私はナチョスを頼み、これも美味しかったけど、量が多くて食べきれなかったです。

持ってきてくれたウェイターさんも、「Is it too much(多いかな)?」と聞いてきた。

そう思うならば、減らしてみてはいかがかな?とも思ったが、おそらくこれは数人で食べるものだね。とはいえ、3人でシェアしてもやっぱり多かった。

ところで、件のウェイターさんがものすごくイケメンでした。

ハリウッド俳優、ヘンリー・カヴィルさんに似てました。下記画像をご参照下さい。

f:id:mikawayaemi:20170315041018p:plain

ご存知ない方は、

「コードネームU.N.C.L.E.」のナポレオン・ソロ

http://amzn.to/2nq0Wi8

「マン・オブ・スティール」のクラーク・ケント/スーパーマン

http://amzn.to/2nq1eWg

バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生」のクラーク・ケント/スーパーマン

http://amzn.to/2npRJX5

をご覧下さい。

映画として面白いのは「コードネームU.N.C.L.E.」ですが、ヘンリー・カヴィルさんの肉体美を味わうならば、スーパーマンシリーズをお勧めします。

ちなみに私は「バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生」でバッドマンを演じている、目が死んでいることでお馴染み、チベットスナギツネことベン・アフレックのファンです。

ベン・アフレック

f:id:mikawayaemi:20170315042541p:plain

チベットスナギツネ

f:id:mikawayaemi:20170315042602p:plain

余談ですが、海外でもベン・アフレックの死んだ目は人気があるらしく、「sad affleck(悲しげなアフレック)」で検索すると、山ほど画像が出てきます。雑コラも多し。

f:id:mikawayaemi:20170315042731p:plain

でも才能あるし、かっこいいと思うんですよー。監督&主演作の「アルゴ」でアカデミー作品賞取ってるし!

http://amzn.to/2nky9i9

ちょっとヌボーッとした長い顔&192センチの長身&広すぎる肩幅&ごついボディと、好みの要素がそろいすぎているのです。

イチ押しベン・アフレック。肩幅がただことではない。

f:id:mikawayaemi:20170315045057j:plain

ワンちゃんを散歩させるだけで殺気を放つ男。シブい。

f:id:mikawayaemi:20170315045130j:plain

最新作の「ザ・コンサルタント」最高でした・・・DVDが出たら必ず買います。

映画『ザ・コンサルタント』オフィシャルサイト

さてウェイターのヘンリー(仮)は、笑顔がさわやかで、白いシャツが似合ってて、第3ボタンまで開けた胸元から胸毛ワッサー&腕毛ワッサーでした。

これがセクシーってやつなのだろうか・・・

ますます嵐はひどくなるばかりで、部屋に入ってからもやることがない。母はうたた寝をし、姪っ子は宿題をやってました。フリーWifiが使えるので、私はネットしながらウダウダ。

寝転がっているだけでもお腹がすくのは不思議ですね。夕食もホテルのレストランでフィッシュ&チップスとチョコレートブラウニーを食べました。どちらも美味しいし、量もちょうどいい。

ただものすごく来るのが遅くて、30分は待っていたと思います。しびれを切らしてウェイターくんに「Our order hasn't come yet. (注文がまだ来ていません) Could you check our order(確認してもらえますか)?」と頼むと、5分ほどして料理が届きました。忘れられてたのだろうか・・・言わなきゃ来なかったのかも。

コメディ映画に出てくる、おまぬけキャラのようなウェイターくんだったなー。いつもアワアワしてて、お皿を落としてるのを見たよ。

しかもこれ、フィッシュ&チップスの時と、チョコレートブラウニーの時と2回やりましたからね・・・

つくづくイギリスは、あるいは乱暴な言い方かもしれないけど外国は、主張しなければ希望の通りづらい社会なのだと思う。時々疲れるし、先回りして察してくれる日本にいる方が楽だけど、フリーランスとしての仕事の展開や、将来について考えると、どっちが合っているのかを、いずれ選ぶ日が来るんだろう。

ただ、互いに違うということが当たり前で、交渉や歩み寄り、時には妥協をするために意見を言うことが前提になっている社会は、暗黙の了解が張りめぐらされた社会よりも、私にとっては納得がいくみたい。

フィッシュ&チップスは写真を撮るのを忘れていたので、ブラウニーだけ。

シャレオツにしよるで。

f:id:mikawayaemi:20170320233901j:plain

飲み物はバーカウンターに行って注文するシステムでした。カウンターには件のイケメンウェイター、ヘンリー(仮)がいた。キラキラ笑顔がまぶしいぜ!カウンターのオレンジ色の照明を受けて腕毛が輝いてるぜ!

お水はペットボトルで売っていて「Can I have a bottled water(ペットボトルの水をもらえますか)?」と言うと出してくれます。「グラスは何個いる?」と聞いてくれるので、必要な数を言いましょう。

ホールにバンドがやって来て、ちょっと懐かしい感じのムーディな曲を演奏していました。湖側の窓はサンルームのようにガラス張りになっていて、窓の外では、ようやく嵐が治まり、暗く静かな湖面が揺らめいているのが見えました。

こんな穏やかな夜を旅先で持てるのは幸運だ。

夜になって湖に出てみた。風がとても冷たかった。ベンチに座って湖をずっと見つめている女の人がいた。彼女がゴーストだったとしても、きっと驚かない。

翌日は長距離バスのNational Expressでランカスターまで行く予定。長距離バスが来るアンブルサイドのバス停までは、ホテルからローカルバスで行く必要があり、フロントで時刻表を聞きました。すると明日は日曜日だから、間に合うような時間帯にバスがないのだという・・・

日本でも平日ダイヤと土日ダイヤが違うのは同じですが、イギリスでは日曜日は極端に本数が少なくなります。

じゃあタクシーで行くからと呼んでもらおうとしたら、なんとそれも時間が早すぎるから来てくれるタクシーがないと言われてしまいました。タクシー会社との電話もなかなかつながらなかった、みんなちゃんと週末に休みを取るみたい。ということは、歩くしかないのね?

フロントのおじ様曰く、バス停までは徒歩20分くらい、道は平たん(flat)だから、そんなに大変じゃないと思うよ、とのこと。

まあ仕方ない、今日はゆっくり休んだからと母と姪っ子を説得し、明日に備えて今夜もさっさと就寝です。

宿泊したアンブルサイドYHAのURLです。アンブルサイドの中心地から少し離れていますが、とにかく食事がおいしく、スタッフも親切で、湖からの眺めが素晴らしかったです。今でもイケメンウェイターヘンリー(仮)がいるかどうかは不明。

YHA アンブルサイド (イギリス アンブルサイド) - Booking.com

朝になって撮った写真を貼っておきますね。

f:id:mikawayaemi:20170321001710j:plain

f:id:mikawayaemi:20170321001721j:plain

f:id:mikawayaemi:20170321001731j:plain

ホテルの外観です。後ろ姿は母。

f:id:mikawayaemi:20170321001911j:plain

次回は、バス→列車→タクシーと各種交通手段を駆使した長距離移動です。

母の希望で『嵐が丘』『ジェーン・エア』の著者であるブロンテ姉妹にゆかりがあり、ブロンテミュージアムがあるハワースへ向かいます。

www.bronte.org.ukツアーに組み込まれているのをほとんど見たことがないので、個人旅行で行きたいなと考えている方の参考になれば幸いです。

では。

ロシアのビザ取得について情報更新~2017年3月時点

ブログのアクセス傾向を見ていると、ロシアのビザについて調べている方が多く閲覧に来ているようなので、2017年3月時点で分かっている情報をお届けします。

2016年4月に書いた記事の中で、ロシアビザ取得の方法を詳しく説明しました。

mikawayaemi.hatenablog.com

その中で「無職旅」というブログで紹介されている、簡単にビザを取得できる方法について触れました。

ざっくり説明すると、ビザ取得のために必要な書類のバウチャー(ロシアの旅行代理店が発行する、旅程証明書のようなもの)を、本来は実際に宿泊するホテルや、利用する交通機関の証明を受けて発行してもらわなければならないところ、簡単に発行してくれるWebサービスがあるんですね。

下記のサイトです。

tourist invitation letter to Russia

氏名・住所・パスポート番号など、必要事項を入力して、クレジットカードで料金を支払えば、あっという間にPDFで作成されたバウチャーをメールで送ってくれるというのです。シングルビザなら1700円弱、ダブルビザなら1900円弱です(2017年3月時点)。

ブログ主さんも、その書類を使ってビザを取得し、無事にロシア旅行できたそうです。

ロシアビザの申請(東京のロシア大使館で個人申請した体験談) - 無職旅2

ただしブログ内に「法的に問題はないという認識で記事を書いたが、もし問題があったら指摘してほしい」という注意書きを付けていました。

私もその点は気になっていました。

それが最近になって、ロシア事情に詳しい方から情報を得ることが出来たので、お知らせいたします。

ツイッターでフォローしている、Jun / Джюн (@hitononaka)さんという方が、ASK.fm というユーザーが質問と回答を共有できるサイトで、ロシアビザ取得について回答されていました。

ask.fm

ask.fm

Junさんに許可をいただきましたので、下記に回答の全文を引用いたします。

「ネット上で空バウチャー(厳密には違法行為)を30ドル程度で購入するとPDFで届くので、それを使用しビザを取得するのは可能です。しかし宿泊ホテルが登録されているので、そのホテル名と異なる場所に宿泊している事が当局に発覚したら、違法行為とみなされる可能性があります。一泊・二泊程度の列車旅ならともかく、一週間はリスクが高いので私でもやろうとは思いません。」

やはり空バウチャー(正式に発行されたものではないバウチャー)は、違法行為にあたるようです。

ただネット経由で空バウチャーを作成できる上記のサイトでは、宿泊するホテルを入力する段階で、宿泊地(モスクワなど都市名)とホテル名を選択できる欄があるんですね。

選択できるホテルの数は少ないですが、もし自分の泊まるホテルがその中にあったとしたら、書類上は間違いのないバウチャーが出来上がることになります。

Junさんが述べられているように、短期間であれば問題は起きないかもしれませんが、国際情勢が安定を欠いている現状では、危ない橋を渡る行為だと言わざるをえないでしょう。

前回のロシア旅行では、私自身は業者に依頼してビザを取ってもらいました。

上記の方法を用いて簡単かつ安価でビザを取れるのは、あくまで直接ロシア大使館(または領事館)に足を運べる人だけで、ビザ申請は郵送を受け付けていないため、東京・大阪・札幌・函館・新潟のいずれかの領事部に直接持参しなければならず、交通費を考えると業者に頼んだ方が安く済んだんですよね。

ビザ取得代行は、業者ごとに料金の幅はありますが、だいたい5000~1万円くらいでやってくれます。

あまり安く代行してくれる業者は、空バウチャーでビザを取得しているのではと疑念は抱いてしまいますが・・・ビザ発行自体は、申請から2週間後の受け取りであれば無料ですので大丈夫かなと思いますけれど、不安な場合は問い合わせた方がいいと思います。

異国でトラブルが起きた場合、大変な目に遭うのは自分なんですから。

法を破ったものがロシアでどんな制裁を受けるのか、身を持って体験する必要はないですよ。安全にかけるコストを値切るのは止めて、正規の方法でのビザ取得をお勧めします。

現実では、ジェイソン・ステイサムも、リーアム・ニーソンも、デンゼル・ワシントンも、マット・デイモンも、ブルース・ウィリスも、トム・クルーズも、ダニエル・クレイグも、シルヴェスター・スタローンも、ドルフ・ラングレンも、ジェット・リーも、ヴェズリー・スナイプスも、スティーヴン・セガールも、ジャン・クロード・ヴァンダムも、助けに来てくれないしなー。

(マーベルとDCのヒーローは数が多くなるので割愛しております)

ジャッキー・チェンはもう体ボロボロだから無理させたくないし、ヴィン・ディーゼルはゲームばっかりやってるし、ブラッド・ピットは離婚したばっかりだからそっとしておいてあげたいし、アーノルド・シュワルツネッガーは政治で忙しいしな・・・

ともあれ、よい旅を!

追記:キアヌ・リーブスを忘れてた・・・

公共交通機関のみで行ける湖水地方ケズィックへの道のり~ストーンサークル探索案内付き

テンションが常時高めの旅先とはいえ5時起きは眠い・・・

高緯度に位置するイギリスは、夏は日が長く、薄曇りながらもう外は明るくなっています。

急いで朝食を詰め込んで、ホテルのフロントへ下りていきます。

前日、明日は早朝にチェックアウトしてエジンバラ駅に行きたいとフロントのお兄さんに相談したところ、タクシーを勧められていたのです。たいていは10分くらいで来るし、朝早くても大丈夫とのことでした。

このホテルは内装が素敵なだけでなく、フロントにタクシーを呼ぶための専用ボタンが設置されており、押すだけでホテルまでタクシーが迎えに来てくれるのです。いちいち電話をかけて呼ばずにすむのはとても楽です。およそ5分くらいで来てくれました。

黒塗りの立派な車で、BBCシャーロックでシャーロックとワトソンがよく乗っていたものに似ていました。エジンバラ駅まで約15分、料金は6.8ポンドで1000円弱でした。日本と比較すると安めですね。チップも入れて少し多めに渡しました。

朝のエジンバラ駅からの眺め。オレンジに染まる建物がきれいでした。

f:id:mikawayaemi:20170213234749j:plain

ホームで列車を待っている間、ベンチで隣り合わせたご婦人と「寒いわねー」などと会話を交わし、「このジャケットの下は半袖ですぜ」と脱いで見せて驚かれる。

定刻通りに列車がやって来て、ご婦人に「コーチAはどっちかしら?」と聞かれ、「ホームの奥の先頭のほうですよ」とお伝えする。コーチというのは、日本語でいう号車みたいな感じで、コーチAはA号車ですかね。

旅行者まる出しの東洋人だというのに、あいかわらず質問されがち。

旅先でもよく道を尋ねられるのはなんでだろう?と姪っ子に聞くと、「なんか知ってそうに見えるんだよねー」だそう。ロシアでも、道に迷ってる真っ最中にもかかわらず道を聞かれたっけな・・・

エジンバラを6時52分に出発し、カーライルという街に8時5分に到着。

ここはスコットランドとの国境の町として1600年に及ぶ流血の歴史を持っています。

昔からボーダーシティと呼ばれ、ハドリアヌスの城壁というローマ軍がケルト人の侵入を防ぐために築いた防壁の一部が残っています。

カーライル駅を出るとすぐシタデルという城壁跡もあり、コンパクトに見所がまとまっています。

奥にみえるのがシタデルです。

f:id:mikawayaemi:20170305031408j:plain

今回は乗り継ぎで通り過ぎただけだったので、次は泊まってゆっくり見たいです。

さてリサーチの鬼としては、出発前に移動交通手段については隙間なく調べてきたのですが・・・カーライル⇒ケズィックだけは、よく分からなかったんです。

というのも、個人旅行をされてる方のブログに「バスで行った」と書かれていたため、イギリスでバスといえばこれ、National Expressと、格安バスmegabusで検索したのですが、ケズィックのバス停がある路線を見つけられなかったのです。

どちらも長距離バスですから、今にして思えば当然ですよね・・・

地球の歩き方にもケズィックへのバス路線が掲載されているのだから、バスがないというわけではあるまい。ならばぶっつけ本番で、現地で聞けばいいさとカーライル駅に降り立ったわけです。

ちなみに、ケズィックへダイレクトに行ける鉄道は掲載されていませんでした。実際にケズィックの町では線路を見なかったので、車で行くしか手段がないのだと思います。

後になって調べたところ、Bus Timesというサイトで、地名から路線を検索できました。このサイトはイギリスのバス路線及びバス停を網羅しているようで、ローカル線も見つけられるのが便利です。

Bus Times

カーライル⇔ケズィックのバス554線の時刻表はこちら。

554 - Carlisle - Keswick – Bus Times

なんと1日に4本しかないという。

バス停に辿りついてから撮った写真の時刻表には、73線と73A線もあると書かれていました。

それでも1日に多くて3本。73A線の8時発「NSch」は、月曜から金曜の学校の休日のみ、同じく73A線の8時発「Sat」は土曜日のみの運行です。かなり不便。

f:id:mikawayaemi:20170302033937j:plain

そうとう交通の便が悪いらしいという情報は得ていたので、早朝にエジンバラを出発したのです。おかげで、9時30分発のバスに乗れました。終点のケズィックバス停の到着予定は10時41分。

チケットは現地で購入して13ポンド(約2000円)だったと思います。

で、肝心のカーライル駅からバス停までの行き方です。

おおざっぱに描くとこんな感じ。

f:id:mikawayaemi:20170302050215p:plain

駅を出たところで、左手にバスが止まっているのが見えました。休憩中らしき運転手さんに、

「I would like to go to keswick, so could you tell me which bus I should take?」

(ケズィックに行きたいので、どのバスに乗ればいいか教えてもらえますか?)

と聞きました。

運転手さんは首をひねって(観光バスっぽい豪華めの車体で、現地の方ではなさそうだった)、ローカルバスで行きたいの?と聞いてきたので、うん、と答えると、目の前にある大通りを指差し、「バス停なら、あの通りにたくさんあるよ。詳しくは分からないんだ」と教えてくれました。

なるほど、と思い、直進して「ボッチャー・ゲート」に突き当たったところ、左手を見るとバスがたくさん止まっているじゃありませんか。

下の画像で見ると、車のマークが2つ並んでいる辺りです。

そこでまた止まっているバスの運転手さんに同様の質問をしました。

すると彼は「Turn right, left, and right」と言うではないですか。(なんか翻訳小説調になってきた)

私が指差しながら「Right, left, right, righit (右行って、左行って、右、ってこと)?」と聞くと、彼も「Right, left, right, right(右行って、左行って、右、だな」とうなずきます。

あまりに簡単な説明に、ほんまかいなと思いつつ言われた通り進んだら、ちゃんと着きました!

右行って、左行って、

f:id:mikawayaemi:20170302035823p:plain

右行ったら、左手にバス停。

f:id:mikawayaemi:20170302035849p:plain

さほど迷うことなくサクサクたどり着けたので、途中にあったパン屋でおやつを買い、バス停近くにある観光案内所でお手洗いも済ませました。(使用料30ペンスかかります)

バスはなんと2階建て。有名なダブルデッカーのように赤い車体ではないですが、かなり高い位置から通りを見渡せるのが楽しいです。

出発を待ちつつ通りを眺めていたら、謎の生き物を発見。

f:id:mikawayaemi:20170305025018j:plain

お気づきいただけただろうか・・・

ピカチュウ、ゲットだぜ!

f:id:mikawayaemi:20170305025044j:plain

OTAKUに国境はないんだなー、OTAKUは世界をつなぐ架け橋ね。

そしてここで、イギリスのバスの荒っぽい運転の洗礼を初めて受けるわけです・・・

すごいですよ、椅子の上で体がバウンドします。街路樹と窓ガラスが接触する音が、バサバサというよりボキボキいうし。なぜそんなに?というくらい飛ばしまくり。

ポリスアカデミー2」でスウィートチャックが言ってた「ここはル・マンじゃないぞ!」を思い出しました。

昔のコメディ映画ですが、映像はともかく内容に関しては今見ても古びてないし、とにかく笑えてスカッとできます。シリーズは第7作まであって全部見るのはさすがに大変なので、1と2だけでも騙されたと思って見てください。

私はもう何回見たか覚えてません。次に何が起きるか知ってても笑っちゃうんですもん。スラップスティックコメディのお手本みたいな映画です!

http://amzn.to/2mobccv

話を戻して、バスは細い道でもやたらとぶっ飛ばし、停留所で待っている老婦人にスピードをほとんど緩めず寄せていくから、「おばあちゃん!ひかれるっ!!」とヒヤヒヤしましたよ。

よって、10時41分到着のはずが、10時ちょっと過ぎには着いてました。それでいいのだろうか?タイムテーブルとは?と考えましたが、以降に乗ったバスは、おしなべてそういう傾向だったので、そんなもんなのだと納得しました。

ケズィックのバス停前にはBoothsという大きなスーパーマーケットがあります。お手洗いも、ここでは無料で借りられました。雑誌や雑貨も売っていたり、イートインスペースがあったり、町の中心から少し離れていますが、あるいて10分程度だし、困ったらここに来れば良さそう。

天気はあいにくの小雨。でも傘をさしている人はあまりおらず、フードでしのいでいます。

この通りがメインストリートで、見所もお土産屋さんもほとんどここにそろっています。

f:id:mikawayaemi:20170305030229j:plain

ウィンドウにチョコファウンテンがあるカフェ。ここでお茶しました。店内で使えるフリーWifiが便利でした。

f:id:mikawayaemi:20170305030331j:plain

 旅全体を通してそうでしたが、よほどの田舎や山中でもなければネット環境は充実していて、フリーWifiが使えました。列車やバスの中でもユーザー専用のWifiを提供していることが多いです。わざわざ日本で海外専用のWifi機器を借りていかなくても大丈夫だと思います。

ただ、たまに接続状況が悪い場所もありますので、慎重派はレンタルしていった方がいいかもしれません。

日本人観光客はほとんど見かけなかったです。なぜかと言うと、日本人に人気がある湖水地方の中でも、ケズィックはわりとマイナーらしいです。周囲の景勝地へ出かけるトレッキングの起点になっていることもあり、本格的な装備をしている人たちも多く、観光地ではあるけど、ツアーバス乗りつけて短時間で去って行くタイプの町ではないようです。

そんな町を選んだからには、当然目的がありました。

鉛筆博物館と、キャッスルリッグ・ストーン・サークルです。

鉛筆博物館は、150年以上前から鉛筆を造っているダーウェント・ペンシル社の博物館で、鉛筆の製造過程や珍しい鉛筆、世界一長い鉛筆などが展示されています。ギフトショップもあって、すごく楽しみにしていたのですが・・・なんということでしょう、洪水の被害により博物館は修理改装中で閉鎖されていたのです!

ショックでした・・・再開は2017年の春だそうです。機会があったら、今度こそ行きたいと思います。

Pencil Museum

 オンラインのミュージアムショップは利用できるそうなので、よろしかったらどうぞ。

Official Derwent Online Store | Colouring Pencils - Drawing Pencils

街の雰囲気はレトロな感じで、澄んだ川も流れていて(でもこれが洪水の原因)、のんびりした心地よさがありました。映画館もおしゃれ。

f:id:mikawayaemi:20170305034548j:plain

f:id:mikawayaemi:20170305044232j:plain

宿泊したのはYHAケズィックというユースホステル、2段ベッドが2つの4人部屋を3人で使いました。

窓から川が見下ろせてすがすがしい。耳を澄ますとせせらぎも聞こえます。

f:id:mikawayaemi:20170305040252j:plain

部屋に洗面所はありますが、トイレ&シャワーは共同。数が多いので、混雑して困ることはありませんでした。基本的に清潔ですが、シャワーの構造が初めて見るタイプでした。

シャワースペースにカーテン等の仕切りがなく、段差のみで床の水濡れを防いでいました。タオルや着替えはシャワールームのすみっこに置くしかないんですよね。たしかそのために椅子があったような・・・

f:id:mikawayaemi:20170305042552j:plain

町をひと回りした時、The Puzzling Placeという面白そうなミニ博物館を見つけました。

Lake District Attractions Keswick Puzzling Place Things to do

目の錯覚を利用した、だまし絵的空間が体感できて、小さいながらも十分に楽しめました。

ホテルに戻ったのが午後3時ごろ。母と姪っ子は疲れたから休みたいというので、私だけがもう一つの目的、むしろこっちがメインのキャッスルリッグ・ストーン・サークルへ行くことに。

これはミニ版ストーンヘンジという感じで、丘の上に48個の卵型の石が環状に並べられており、3000~4000年前に造られたと言われています。

町からは徒歩40分ほど、バスも通っていますが、ものすごく便数が少ないため歩いたほうが早そうです。

私も歩きました。ほどよく管理された自然の中を歩いてくので、けっこう気持ちいいです。ただお水とチョコレートなどの携行食を持っていくことをお勧めします。

こちらもケズィックまでの交通手段と同じく、日本で手に入れられた情報は「そういうものがあるよ!詳しく分かんないけどね!」というものだけで、現地でどうにかするしかなかったです。

ラッキーなことに、ホテルのフロントのお兄さんが親切にも地図をコピーして詳しく説明してくれたため、スムーズにたどり着くことが出来ました。みなさんに助けられて成立する旅ですなー。

町中を抜けて牧草地に入る頃には、少し雨が上がってきました。

f:id:mikawayaemi:20170305044915j:plain

空気がおいしい。

f:id:mikawayaemi:20170305044931j:plain

苔むしたスレート石の石垣に時の積み重ねを感じます。

f:id:mikawayaemi:20170305045024j:plain

牛もいれば

f:id:mikawayaemi:20170305045129j:plain

羊もいる

f:id:mikawayaemi:20170305045152j:plain

着きました。丘をトコトコ登って小一時間。歩いている人は他に誰もいませんでした。

ものすごく簡易な柵がありますので、自分で外して入ります。拝観料は無料です。

歴史のある遺跡のはずですが、見物人がカジュアルに中に入っているのが驚き。

f:id:mikawayaemi:20170305045339j:plain

お兄さんなんか触ってるし。

f:id:mikawayaemi:20170305045655j:plain

全体を俯瞰で見られる配置図がありました。どんな目的で建てられたのかしら。

f:id:mikawayaemi:20170305045912j:plain

説明版もあります。要約すると、結局のところ何のために建てられ、どう使われていたのか、未だによく分かっていないそうです。

f:id:mikawayaemi:20170305050214j:plain

せっかくなので、人がいなくなるのを待って写真を撮りました。

f:id:mikawayaemi:20170305051027j:plain

実はこのストーンサークルは牧草地の中にあります。仕切りもなくて、遺跡の横で羊が草を食んでる。

f:id:mikawayaemi:20170305051108j:plain

羊も近い。可愛い。

f:id:mikawayaemi:20170305051157j:plain

じっくりしっかり堪能できました。でもまた行きたいです。後に本家のストーンヘンジにも訪れたのですが、こちらも暖かみがあって好きです。

周囲の風景に馴染んでいるだけあって、数百年も、もしかしたら数千年もこの景色は変わっていなくて、きっと私が死んでからも同じようにここにあるんだろうと思わせられます。

そう思うと、どうしてかとても心が穏やかになるのです。

帰りは、行きとは違う道を通りました。ホテルのお兄さんが、最短距離の道と、歩くのが楽な道の2つの行き方を教えてくれたので、往路に坂を上って疲れたから、復路は楽な方を選びました。

牧草地を抜けてから、広い道路を通ってホテルに戻りました。道は平たんだから歩くには楽だったけど、そのぶん距離は長くなりましたね。

おおざっぱな地図です。YHA Keswickがホテルです。青い丸で示したルートが往路で、矢印で示したのが復路です。

f:id:mikawayaemi:20170305053040p:plain

やっぱり歩いているのは私一人でした。ビュンビュン車が走る横を、ゆったり歩くのはいい気分です。足は疲れたけど、いい経験でした。

ホテルに戻ったら午後6時くらいになっていました。少し回復した姪っ子を連れてキオスクで夕飯&翌日の朝食の買い物。ホテルには共同のキッチンがあり、冷蔵庫を使えるのが助かります。

海外ではよく見るけど、日本ではあまり見ないオイル漬けのオリーブ&チーズを買いました。大好物なので、日本でも買える店があったら教えてもらえると嬉しいです。

アクティブな移動&観光の1日だったから、早めに寝ることにしました。

明日は湖水地方でも人気の高い町、アンブルサイドへ向かいます。

ここまでガンガン長距離を移動してきたので小休止、の予定が、思いがけぬ悪天候に見舞われボーっとするしかない、ある意味贅沢な時間を過ごしました。

詳しくは次回。

では。

 

ぶらりエジンバラ満喫中~動物園はいいぞ!

エジンバラ2日目の朝は薄曇り。

昨日買っておいたマフィンでモソモソと朝食を済ませ、さっさとチェックアウトしました。

フロントスタッフは昨日揉めた野郎ではなく、可愛いお姉さんだった。あなたに罪はない・・・

トラブルにより(※前回の記事参照)新たに予約したホテルへと向かいます。1駅だから歩けると主張したけど、母と姪っ子の反対を受け、まずはエジンバラ駅へ。

わりと大きな駅なので、ホームが20くらいあってどこから乗ればいいのかさっぱりわからない。切符の窓口の方と、車掌さんらしき人に聞いて、なんとかたどり着きました。

ちなみに駅のトイレは有料です。30ペンス(約45円)が平均らしい、場所によってちょっと高かったり、安かったりします。初めての時は戸惑いました・・・お釣りは出ませんし、5ペンス硬貨2枚で10ペンスという使い方も出来ないのでご注意ください。10ペンス×3枚か、10ペンスと20ペンスのみです。

乗車3分ほど、隣の駅のHaymarketで下車。エジンバラの喧騒とは一線を画すのどかさです。

f:id:mikawayaemi:20161207034441j:plain

駅からは5分少々歩きます。急遽泊まることにしたホテルだから、下調べしておらず途中で分からなくなりました。

どうすべーと思っていると、折よくお店のシャッターを上げている2人のおじさまに遭遇。

「Excuse me, sir?」

と声をかけると、おっ、なんだなんだ?てな感じで気さくに微笑みながら

「Sure, can I help you(いいとも、どうしたんだい)?」と答えてれました。

「I would like to go to Stay City Apartment Hotels, could you tell me the way to there(ステイシティアパートメントホテルに行きたいのですが、道を教えていただけますか)?」

おじさま達、おー、そこなら知ってるぜ的なテンションの上がり方を見せ、熱心に説明をしてくれたのですが・・・速い!だけならともかく超なまってて聞き取れない!

でもすごく親切に教えてくれてるから「分からないので、いいです」とは言い出せない。うーん。

するとハンチングをかぶったおじさんが、脇道の奥の方を指差して「Yellow Flag」と言ったような気がしました。そちらに目をやると、確かに黄色い旗が揺れているのが小さく見えました。

「That yellow flag indicates the hotel(あの黄色い旗のあるところがホテル)?」

おじさまたちは「イエース!イエース!」と嬉しそう。やったぜ。

ありがとうございます!と笑顔で別れ、今日はちゃんとホテル取れてるかしらとドキドキしつつフロントへ。ちょっと厳つい風貌のお兄さんでした。

予約をしている旨を告げると、3人で1泊の予約の人たちだね、という朗らかな返事が。昨日から続いていた緊張が、ようやくほどけました。

まだ時間が早くて部屋の準備ができてないんだよね、と彼は言います。そりゃそうでしょう、朝の10時くらいだもの。

そこで「Could you keep our luggage(荷物を預かってもらえますか)?」とお願いすると、コインロッカーを勧められ、専用のコインを渡してくれました。

私たちの荷物を見て「それならロッカー1個で大丈夫だよ」と言ったけど、テトリスみたいに凹凸考えて押し込まないと入りませんでしたよ!?なぜ彼は大丈夫と言ったのかしら・・・と困惑しきりの我々。

おおざっぱ、フロント兄さん、おおざっぱ(字余り、季語なし)

どうにか荷物を収め、フロントへ戻ってチェックインできる時間の説明など聞いた後、お兄さんが「Do you have any plan for lunch(ランチをどうするか決めてるかい)?」と尋ねてきました。

「I don't have any plan yet(まだ何も決めてないの)」と答えると、それならばと地図を出してきて、いろいろ書き込みながらお勧めのレストランを教えてくれました。

いいやつ・・・美味しいご飯を教えてくれる人に悪い人はいないよ!

実際にお兄さんが書き込んだ地図。ホテルからの行き方も書いてくれてるの、優しい。

f:id:mikawayaemi:20161210023818j:plain

いくつもお勧めしてくれましたが、ローカルフードを楽しみたいなら、GRASS MARKETという、地図の中央辺りにあるEdinburgh Castle(エジンバラ城)よりやや右下にある緑色の丸36番、49番、50番と、赤色の丸8番で囲まれた通りには、いろんなレストランがあるよ、と教えてくれました。

あらー、素敵じゃない!エジンバラ城を見てから、旧市街を散策してお腹を空かせて、レストランへ行きましょうよ!とキャッキャする我々を、「Enjoy(楽しんで)!」と送り出してくれるお兄さん。嫁に行きたい。

地図を見ながら歩くこと10分少々。街を行く人々は、仕事中らしき携帯で話しながら歩くビジネスマン、スケボーに乗った少年、学生ぽいリュックを背負ったお嬢さん、犬を散歩中のおじさんなど、ごく普通に暮らす顔を見せてくれます。

ホテルの近所にあった可愛いお店。ぶらぶら散歩するだけでも楽しい。

f:id:mikawayaemi:20170213013053j:plain

旅に出ると、どんな場所でもそこで当たり前に生活している人を見るのが好きです。

また、ちょっとした習慣の違いも面白いですね。

例えばイギリスでは、歩行者信号はボタンを押さないと変わりませんでした。日本だと一定の時間ごとに変わるところが多いですが、ただ待ってるだけでは青にならないんですよねー。

最初はボーっと立ってましたが、横から手が伸びてきてボタンを押されるのを見て気づきました。何事にも意思表示が必要なのが、とても「らしい」と思いました。

さてエジンバラ城に到着。

f:id:mikawayaemi:20161227064052j:plain

写真の奥にカーブしていく道は、長ーい坂になっています。歩いて上っている人は他にいなかったですね、観光バスにブンブン追い越されます。

坂を上りきる辺りに「Edinburgh Castle」という看板が掲示されている狭い階段があり、それを上ると左手すぐにお城があります。

今回は「城の中を見学するために歩き回るのは疲れる」「それほど城に興味はない」という意見により、外観を見るだけとしました。

でも旅の後半で見たカーディフ城がとても面白かったので、次回は歴史をもう少し勉強してから見学してみたいと思います。

チケット売り場がお城の入口より手前にありますが、そこをスルーしても城前広場まで入れます。

広場では催し物があるらしく、スタッフジャンバーをきた人たちが設営をしていました。

f:id:mikawayaemi:20161227064242j:plain

f:id:mikawayaemi:20161227064300j:plain

「ほうほう」「へー」と覗き込む母と姪っ子。

気がすんだそうなので、お城を後にして昨日も見たタータン・ウィービング・ミル&エキシビションへ。

初めて来た姪っ子は、自分用のマフラーを買いたいと本腰を入れて吟味の態勢に入りました。私は展示をゆっくり見つつ、昨日靴屋のお兄さんが教えてくれたチェックのバレエシューズを探します。

工房の展示は前回の記事でお伝えしてますので、今回はそれ以外の写真など。

館内にはスコットランドの歴史にちなんだ展示もちらほら見られます。

特に甲冑や剣が数多く飾られていました。お好きな方にはたまらないかと思いますので、貼っておきます。

f:id:mikawayaemi:20170212224121j:plain

鎖帷子にはちょっと興奮した。

f:id:mikawayaemi:20170212224136j:plain

中でもお気に入りのドリンクホルダー。置いてある間に飲まれて減っちゃいそう。

f:id:mikawayaemi:20170212224151j:plain

母はストールを、姪っ子はマフラーを、私は無事に自分サイズの靴をゲット。

ここで、お買い物の時に気を付けたいことを一つ。

こちらのお店はスコットランドの文化を守ることを大事にしているため、購入時に専用のショップバッグを50ペンス(約70円)で買う必要があります。寄付的な意味合いですね。

「自分のバッグに入れるから袋は要らない」は通用しない、というかゴリ押しすれば通るのかもしれませんが、そもそもかなりお安くタータンチェック製品を販売しているところですし、とても無礼な行為なのでお勧めできません。

お買い物を済ませたら、フロントのお兄さんに聞いたナイスなカフェのあるストリート「GRASS MARKET」に向かいがてら、旧市街を散策。

オーガニックカフェでケーキを食べ、シャレオツなボトルに入った水を飲みました。味はまあ、オーガニックだよね・・・という感じ。

カフェを出たところで、滑空するカモメに襲われるハプニングに見舞われました。

エジンバラにはハトなみにカモメがいて、カラスばりに攻撃的です。

f:id:mikawayaemi:20170212231646j:plain

慌てる我々を眺めていたおじさんに、「おいおい、なんてこったい!」という表情を作って、肩をすくめてみせたら大ウケしてました。

海外の映画でよく見られる、困ったもんだねーという気持ちを表す例のやつです。滞在中、めちゃくちゃ多用しました。

スーパーのレジが故障してた時、混みあってるのに空調が効いていないメトロで乗り合わせた乗客とのアイコンタクト、お釣りを渡しそこねたお土産屋さんで。

目は大きく開けて口はへの字、肩をすくめれば、たいてい相手も似たようなアクションを返してくれて、雰囲気が和みます。状況によっては爆笑を生み出すことも。

英語を使わずともコミュニケーションできるのがポイントです。

お腹を満たした後は、エジンバラ動物園へ向かいます。Haymarket駅からバスに乗って10分くらい。20番、21番、26番のバスに乗ればいいよと、あらかじめフロントのお兄さんに教えてもらっていたのです。ありがたや・・・

エジンバラ動物園はコアラがいて、ペンギンウォークがあったり、ガイドツアーもあって、じっくり腰を据えて1日いても楽しめそう。

Edinburgh Zoo

チケットは大人がオンライン前売りが17ポンド(3日以上前)または18.5ポンド(2日前)、当日券は19ポンド。

子どもはオンライン前売りが12.5ポンド(3日以上前)または14ポンド(2日前)、当日券は14.55ポンド。

3歳未満は無料です。

ただし、上記は寄付金込みの代金のため、寄付金なしの場合の代金は、オンライン前売りが14.5ポンド(3日以上前)または16ポンド(2日前)、当日券は16.5ポンドとなります。

総じて動物園の入園料は高め、美術館・博物館は無料か安めの傾向があります。

動物の写真を撮りまくったので、いくつかを。

ミーアキャット、決め顔。

f:id:mikawayaemi:20170212235641j:plain

その直後、わらわらやって来た。

f:id:mikawayaemi:20170212235723j:plain

悟りを開いたワオキツネザル

f:id:mikawayaemi:20170212235823j:plain

姪っ子が怯えたオラウータンの石像。かなりデカい。

f:id:mikawayaemi:20170212235959j:plain

コアラと目が合った、案外と鋭い眼差し。

f:id:mikawayaemi:20170213000054j:plain

動物園の一角に、二重の扉で区切られたコーナーがあり、中に入ると檻も柵もないゾーンになっています。写真では分かりにくいけど、芝生にはくつろぐワラビーがいます。注意書きは「通路から芝生に立ち入らないでね、噛まれちゃうよ」という小さなものだけ。

日本ではなかなか見られないやり方で、かなりカルチャーショックを受けました。何かトラブルが起きた時に、責任を誰がどう取るのかという難しい問題をどうクリアしたのか知りたいと思いました。想定していないはずはないから、来園者を信頼して、万が一事故が起きたら対処するという覚悟の上でこの方法を取っているのだろうと思います。

姪っ子も驚いており、「自由と信頼と責任」がベースにある社会なんだねと話しながら、ワラビーたちを眺めました。

f:id:mikawayaemi:20170213000300j:plain

f:id:mikawayaemi:20170213000315j:plain

夕方までのんびり過ごして、またバスで駅へ戻ってホテルにチェックイン。

足が痛くてもう歩きたくないと訴える母には、お馴染みのスーパーTESCOでご飯を買い、私と姪っ子は夕食のためお出かけ。フロントでもらったパンフレットに載っていた和食レストラン「wagamama」へ行きました。姪っ子が、そろそろ日本食が食べたい・・・と主張したので。

母と姪っ子はわりとイギリス飯にやられてましたね、私は胃腸が丈夫な子なので、かなりのレベル(しかしイギリスは時にこれを越えてくる)まで大丈夫でした。

私は野菜ラーメン、姪っ子は照り焼き丼を注文。

f:id:mikawayaemi:20170213003154j:plain

味はといえば、「日本のラーメンとはちょっと違うな」→「これはこれであり」→「いや・・・なしか?」→「まずくはないけど、不思議な後味」以上です。

味覚は慣れがかなり支配している気がするので、一概に日本のラーメンと違うから駄目とは言い難い。照り焼き丼は普通だけど量が多かったそうです。

あと、レストランによってはテーブルごとに担当者が決まっていることがあり、違うテーブルの担当者に声をかけても対応してもらえないことがあります。スルーされても、めげずに担当者を待ちましょう。

レストランを出ると、もう外は暗くなっていました。基本的には治安は悪くないけれど、夜になると空気が変わる気がします。物乞いの男性に声をかけられて断ったら「ファック」て言われたし。

1人ならともかく、姪っ子を連れているから少し怖かったです。さらにホテルのルームキーをどこかで落としてしまい、新たなカードキーを発行してもらうというアクシデントも。

 鍵タイプのものは紛失すると大変ですが、カードキーはスペアが作りやすいため、意外と簡単に新しいルームキーをもらえます。追加料金もかかりませんでした。

とはいえ落とすのはよくないですから、気を付けましょう・・・

1日みっちり観光して、ややお疲れモード。とはいえエジンバラはまだまだ見所がたくさんある街です。また来よう・・・そしてまたここに泊まるんだ・・・と満ち足りた気持ちで就寝。翌朝は6時52分発の列車に乗らなければいけないから、早々と寝ます。

明日は列車とバスを乗り継いで湖水地方の北の玄関口、ケズィックへ向かいます(石丸謙二郎ボイス)

では。

バトルinエジンバラ、からの棚ボタでラッキー

ちゃらっちゃっちゃちゃちゃ~らら~ちゃ~ら~(『世界の車窓から』より)

この部分しかメロディを知らないから、5分もループすればさすがに飽きる。

ロンドン、キング・クロスを出発した列車は、エジンバラへと向かっています。BGMとともに、石丸謙二郎の「次は、ダーリントン駅に止まります」というナレーションがかかります。あの人、実は意外とマッチョでSASUKEにも出てたのよね・・・

f:id:mikawayaemi:20161130001418j:plain

ダーリントンの町にはさー、ダーリンがいっぱいいそうだっちゃ」

思いついたことを、まったく脳内の検閲を通さずに口にする私に、姪っ子が(この人はもしかしてバカなのだろうか)という、茫漠とした不安にかられた視線を投げかけている気がします。

暇をもてあました神々ならぬ私は、車窓を眺めながらぼんやりと心に移りゆくよしなしごとを、そこはかとなく書きつくったりします。

普段は日記を付けないのですが、旅の間だけはいつも記録を付けるのです。数カ月もすれば、案外と細やかなことや、その時の気持ちは薄れてしまうから。

私たちはどんどん流れていく。

グレートブリテン島を北上してきて、海辺の町に着きました。Berwick Upon Tweed、列車に乗らなければ、知ることはなかっただろう場所。

海の色が濃い。遠くに小さく灯台が見える。

f:id:mikawayaemi:20161130002305j:plain

やがて列車はエジンバラ駅に到着しました。なんだか広くて近代的でびっくり。

f:id:mikawayaemi:20161207021324j:plain

f:id:mikawayaemi:20161207021337j:plain

エジンバラスコットランドの古都というイメージを持っていたので、もっと古式ゆかしい駅舎なのかと思っていました。

しかし駅を出ると、そこはかとなくヨーロピアン。

写真の下部に見えている三角形の骨組みは駅舎の天井です。

f:id:mikawayaemi:20161207021826j:plain

ちょうどエジンバラ・フェスティバルの真っ最中だったせいか、町はかなり賑やかな雰囲気でした。ホテルが旧市街寄りにあったため、細い急坂な路地をいくつも抜けていきました。裏道好きとしてはたまらないシチュエーションです。

f:id:mikawayaemi:20161207035853j:plain

情緒のある街並みなのですが、ひざの悪い母はかなり難儀しておりました。

さほど迷うこともなくホテルに着いたものの・・・大問題が発生。

なんと2泊分予約したはずが、1泊分しか取れていないというのです!

オーマイガー。

フロントの兄ちゃんいわく、「今日は18日だろ?だから18日チェックインの19日チェックアウトの分しか予約は入ってないよ」とのこと。

この時、あれ?今日って17日じゃなかったっけ?と思ったけど、日付変更線を越えてきたため、ここまで強気に出るからには自分が予約を間違えてしまったのではと思い、いったん引き下がりました。

とりあえず部屋に荷物を置いて、冷静になって考えてみようと思ったのです。

しかし調べてみても、やっぱり今日は17日。ホテル予約サイトのBooking.comでもしっかり2泊分予約が取れているのを確認できました。

これは、あの兄ちゃんが勘違いをしているに違いない。

そう思った私は、気合いも新たに再びフロントに向かいます。

私「あなたはさっき、今日は18日だって言ったけど、今日は17日ですよ。だから17と18日の予約が取れているはず、もう一回調べて下さい」

フ「(パソコンをカチャカチャしてから)いや、君の予約は17日だけだよ。この日しかないんだ」

そう言って、8月17日の予約が印刷された紙を見せてきました。

私「さっきは18日って言ってたじゃん」

フ「そんなこと言ってない」

その紙をじっくり見て、より調べるために持っていこうとしたら、すぐさま奪い返されました。

・・・この野郎。

言った言わないの応酬があり、これではらちが明かないので、Booking.comの予約確認画面を見せて、「ほら見て。17日と18日の予約が取れてるでしょ?あんたが間違えてるだけだって。ちゃんと確認してよ」と訴えました。こっちもだんだん語気が荒くなってきてるよ。

命令形でしゃべっちゃうんだから!「Check the list again!」

フロント周りにいる人々も、怒りをあらわにする日本人が珍しいのか、けっこうジロジロ見ています。

フロントの兄ちゃんは「いくら調べても予約は1泊分だけだよ、Sorry」と話を打ち切りました。

もうこれ以上、どうする気もないという空気がビンビンに伝わってくる。

このフ〇ッキンスコティッシュめ!などなど、口に出したら国際問題になりそうな罵倒の数々が胸にこみ上げるのを押さえつつ、「んなこと言ったってどうしろって言うんだよ、この使えねー〇〇〇〇(とても公にはできないダーティーワード、意味が分かる相手に言ったら殴り合いのケンカになる)野郎め」と日本語でつぶやくのみとしました。

内容はしっかり伝わらずとも文句を言ってるのは理解したようで、向こうは少々怯み、横で聞いていたらしき気の良さそうなお客の兄ちゃんはちょっと引いてた。

とにかく、降ってわいた緊急事態に対処しなければなりません。

慌ててネットで付近のホテルの空き状況を調べましたが、なにしろエジンバラ・フェスティバル開催中、リーズナブルなホテルは軒並み満室です。空いてても1泊7万円とか、13万円とかするところばかり。

無理でしょ、これ詰んだ?もうこの中で一番安い7万の部屋に泊まるしかないのか?と血の気が引いた時、1駅離れた場所にあるホテルに空きを見つけました。しかも今泊まっているホテルと値段が一緒だったのです!

オーマイガー。

即行で予約を取り、どうにか翌日の宿を確保できました。とはいえ、実際に次の日にホテルで鍵を渡されるまで、ちゃんと取れてるか不安でしょうがなかったけど・・・

結果的に、別のホテルにして大正解でした!

最初に泊まったホテルは

セーフステイ エディンバラ (イギリス エディンバラ) - Booking.com

エジンバラ駅から近く、観光にも便利です。近くにスーパーTESCOもあり。部屋は2段ベットが2つ置いてある4人部屋を3人で使っていました。

バス・トイレ付なのは助かりますが、その他は最低限の設備だけで、そこそこの値段の割に良くはないという印象でした。もちろん悪くはないです、清潔だし全体的にきちんと整えられています。多分、フロントとの相性の悪さが影響しているのでしょうね・・・

あとは代わりに取ったホテルが、値段が変わらないのに良すぎたせいもあります。

驚くべきことに、部屋にはシステムキッチン(オーブン、冷蔵庫、冷凍庫、調理器具付)、食器洗浄機、アイロン設備があり、トイレ・バスも広い!

トイレに大きなパネルヒーターがあって、洗濯物を乾かすのに役立ったのもよかったです。

インテリアもモダンで素敵だし、姪っ子は「こういう部屋に住むのが夢だったの!」とうっとりしてました。

f:id:mikawayaemi:20161207040127j:plain

f:id:mikawayaemi:20161207040330j:plain

ステイシティ アパートホテルズ エディンバラ ウェスト エンド (イギリス エディンバラ) - Booking.com

ここはエジンバラ駅から1駅離れたHaymarketが最寄りです。3分くらい乗ればすぐ付いちゃう、鈍行の駅なのかな?というこじんまりした佇まいでした。

駅の真ん前の通りはこんな感じで、人気もあまりなく静かでした。

f:id:mikawayaemi:20161207035927j:plain

エジンバラ城まで歩いて15分で行けますので、実は便利だと思うのですが、少し中心部から離れるだけでこんなに違うんだなと思いました。

ちなみにフロントの人もすごく親切でした・・・

こういうのは、巡り合わせですもんね。エジンバラにはまた来たいので、次回は最初からステイシティ アパートメントホテルズに泊まります!

それにしても本当に代わりのホテルが見つかってよかった。

私1人だけだったら、雑魚寝の安いホステルにもぐり込んだり、どうしても見つからなければ、ホテルのフロントや朝まで開いてる店で夜を明かすこともできますが、年寄りと子供連れですものね・・・ラッキーでした。

さて、当面のホテル問題が解決したところで、気持ちを切り替えてエジンバラをぶらぶらすることにしました。

なんのかんの揉めているうちに時刻は4時を過ぎていましたが、空はまだ明るい。特に目的のないお散歩に出かけました。姪っ子はホテルに残って夏休みの宿題をやるからとお留守番。頑張ったけど、旅行までに終わらなかったそうです。

町は完全にお祭りモード。人の流れに沿って歩いていたら、ロイヤル・マイルと呼ばれる、エジンバラ城からホリドールハウス宮殿までの道に出ました。

遠くに見えているのが聖ジャイルズ大聖堂です。賑わっております。

f:id:mikawayaemi:20161207042234j:plain

パブ?カフェ?もなかなか盛況。やはり渋い建物&鮮やかなお花の組み合わせは最高。

f:id:mikawayaemi:20161207042251j:plain

「観光地にありがちな名所写真ポストカード」が大好きな母が、さっそくポストカードをディスプレイした店に引き寄せられていました。

同じような店はたくさんあるのですが、どこも1枚ずつのバラ売りではなく、3枚で〇ポンド、とか5枚で〇ポンド、のようにまとめ売りしてました。店によって品ぞろえが微妙に違うのはもちろん、価格も1ポンドで5枚だったり3枚だったりしますので、じっくり吟味してお買い求めください。

f:id:mikawayaemi:20161207042217j:plain

エジンバラ城方面へ坂を上っていくと、母からのリクエスト「タータン・ウィービング・ミル&エキシビション」がお城の手前右側にあります。

スコットランドを発祥の地とするタータンチェックに関して、歴史の展示あり、製造工場の見学あり、ショップありと地下2階から地上2階まであって楽しめます。

f:id:mikawayaemi:20161209002232j:plain

f:id:mikawayaemi:20161209002449j:plain

ところどころに羊がいる、かわいい。

f:id:mikawayaemi:20161209003057j:plain

f:id:mikawayaemi:20161209004900j:plain

この日はサラリと流し見して、翌日姪っ子も連れてきてがっつりお買い物しました。

来た道を戻り、また店をのぞきながらホテルに帰る途中、ふと入った店でチェック柄バレエシューズに一目惚れ。しかもご記憶でしょうか、8月中旬はバーゲンセールまっただなか。1足19.99ポンド(約3000円)でした。こういう値段の付け方は万国共通なのね。

なかなかお値打ちじゃないですか。まずは試着してみることに。

近くにいたお兄さんに「May I try it on(試着してもいい)?」と聞くと「Sure!」というお答え。

ニコニコしながら横で待機してるわ、プレッシャーが・・・

「How is it(どうだい)?」

「It's a little small, do you have a bigger one(少し小さいです、もっと大きいサイズはありますか)?」

お兄さんはいくつかサイズを出してくれましたが、欲しい色のサイズはなく、色違いのものを買おうかしらと悩んでいると、「ここにはないけど、通りをずっと奥に行くとタータン・ウィービング・ミル&エキシビションっていう大きなショップがあるんだよ、そこならサイズはあるかも。そこで欲しい色を探した方がいいよ」と教えてくれました。

なんていい奴なんだ!その店知ってる、さっき行ったよ!

分かった、行ってみるね、と伝えると、お兄さんはやっぱりニコニコしながら「Good luck!」と言ってくれました。君のとこでは買ってないのに、ナイスガイやわー。

ホテル問題でテンション落ちてたのが、上向きになったよ。ありがとう。

明日もエジンバラに泊まるんだし、今日は疲れたからもう帰ろうという話になりホテルへ。

私はまだ歩き足りないけれど、母はすでに歩くのが辛いという。とはいえ母1人ではホテルまでの道は分からない、けっこう方向音痴なのだ。「似たような建物ばっかりだから」というが、うーん、まあ、ねえ。

どうやら道案内&通訳係の務めは予想していたより重そうだと、この辺りからうすうす思い始めました。

ホテルに戻ると姪っ子は休憩中。窓の外は遅い夕暮れが訪れようとしています。

暗くなる前に、夕ご飯を調達するため近所のTESCOへ行きました。誰も、どこかレストランで食べようとは言い出しません。祭で浮かれまくっている人々に溶け込む元気がなかったのかも。

まあ明日があるさ、旅は始まったばっかりだから。

漏れ聞こえるバカ騒ぎを子守り歌に、エジンバラの夜は更けていくのです。

次回はエジンバラ2日目、これでもかとばかりに満喫です。

では。