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ヘルシンキ1日目~ご機嫌なおじさんと盛り上がる

(前回のあらすじ)

セントレアと成田から出発し、それぞれフィンランドを目指した我々は、無事にヘルシンキ・ヴァンダー空港での現地集合を果たしたのであった・・・

 

空港からホテルへ向かうべく、ヘルシンキ中央駅行きのフィンエアーシティバスに乗り込みます。

バス乗り場は、入国ゲートを出てすぐ右手にある自動ドアを出ると、左方向にあります。車体にフィンエアーのマークが描かれているので、見つけやすいです。

時刻は17時を過ぎていますから、空は真っ暗です。道路の端には除雪された塊が積み重なっています。

「暗くなるの早いね」

「緯度が高いからねー、ヘルシンキだと12月の日照時間は6時間くらいだよ」

車窓を過ぎていく風景が、しだいに見覚えのあるものになっていきます。

ヘルシンキ中央駅は、駅舎の上部に丸い照明を持った4人のマッチョガイをあしらった、コンセプトが謎のデザイン。彼らはフィンランド国鉄VRのイメージキャラクターになっています。

バスを降りると、刺すような冷たさに包まれます。

「さっむ!」

慌ててダウンコートの下にフリースを着込む私の横で、連れが夢中で写真を撮っています。

とりあえずチェックインして荷物を置いてから町をうろつこうと、うっすらした記憶を頼りに、ホステル・エロッタヤンプイストへ向かいます。

Home - Diana Park

マンネルヘイム通りを南下して、undenmankatuという路地を右折してしばらく進むと右手にホステルがあります。

途中で、おじさんに声をかけられました。

「Hei!」

ほろ酔いかげんで、ニコニコご陽気なようす。連れはスルーしようとしましたが、話しかけてみたいだけの人かなと思い、「Hei」と返事をしました。

「Hei」はフィンランド語の「やあ」って感じで、英語では「Hello」的な挨拶です。

それで終わりかと思いきや、英語で「どこから来たの?」と続けます。

「日本からだよ」と答えたら、「Welcome to Finland!」と歓迎ムード。うん、ただの楽しい酔っぱらいだね。

「日本のどこから?」「フィンランドではどこへ行くの?」「何日くらいいるの?」と次々と質問されたり、「ラップランドには行くべきだ」と勧められたり、けっこうおしゃべりしました。

おじさんは、ラップランドについて少し説明した後、フィンランドの文化を見たかったら、ヘルシンキだけ観光しても分からないよという意味で「Helsinki is not Finland」と言いました。

私がふむふむと頷いていると、さらに「Tokyo is not Japan」とたたみかけます。

これはリアクションがいるなと思ったので「What you mean, NewYork is not America. Right?」(つまり、ニューヨークもアメリカそのものじゃないってことね?)と言ってみます。

「Yeah, that's right!」意図が伝わって、おじさん嬉しそう。テンションアゲアゲです。

「それじゃあ、旅を楽しんでね!」と、ご機嫌で去って行きます。

この間、連れはずっと空気と化していました。

道々、さっきは何を話していたのか解説していたら、あっという間にホステルに着きました。

ドアの横にボタンがあり、押すとフロントに繋がってドアロックを解除してくれます。解除している間はブザーが鳴っていますので、さっさと中に入ります。

ホステルは建物の3階にあって、エレベーターは設置されていないため、えっちらおっちら上ります。

ヨーロッパのこじんまりしたホテルにはエレベーターがないことが多く、スーツケースを抱えて上るには、かなり苦労します。前回たいへんな思いをしたので、今回は反省をいかしてバックパックを選びました。

それに、石畳が敷かれていることの多いヨーロッパの道では、スーツケースだとガコガコうるさいし、段差に引っかかってへこんだり傷が付いたりしがちです。平地で重たい荷物を運ぶにはスーツケースの方が楽なんですけどね。

 チェックインをして、私は女性専用ガールズルーム、連れは男女混合ミックスルームへ向かいます。

一緒の部屋に泊まらないのを連れは寂しがっていましたが、私としては着替えもするし空きがあるなら女子部屋に泊まりたい。

連れも男性専用ボーイズルームに放り込んでやろうかと思ったけど、少々治安の悪い時もあるという情報を耳にしたため、慣れない連れには辛かろうと仏心でミックスルームにしたのです。むしろ感謝してほしい。

そしてこの、寝る時は別の部屋というのが後に功を奏しました。

友達同士でもカップルでもそうですが、それまで仲が良かったのに旅行中にケンカして楽しいはずの旅が台無し、その後音信不通に・・・というのはよく聞く話です。

スケジュール半ばのロシア3泊で、同じツインの部屋に泊まったものの、だれてくる後半にまた別々の部屋にしたからこそ、ケンカを避けられたのだと思います。

人間ですから、1週間24時間べったり一緒に居たら、ぶつかる時もありますよ。

 部屋には荷物を置いただけで、すぐロビーに集合して街へ出かけました。

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これはホテル近くのundenmankatuに入っていく曲がり角あたりです。実際より明るめに写ってますね。

Forum(フォーラム)というショッピングセンターをのぞいて、いろんなお店が立ち並ぶマンネルヘイム通りをぶらつきます。

どこかで食事をしようかという案も出ましたが、とりあえず明日の朝食を買うためにもスーパーに行ってみようという流れに。遅くまで開いているのを知っていた、駅前のデパートソコスにあるSマートへ行きました。

初めて入る外国のスーパーに、興奮を隠せないようすの連れ。価格は全体的に東京と変わらない感じです。

お水はガス入りの方が豊富で、ガス抜きのミネラルウォーターは気をつけて探さないといけません。

メインのパンは、陳列されたガラスケースから取り出して自分で袋に入れて秤に乗せ、パンの種類ごとに書かれている番号を押すと、バーコードが出てきます。それをレジで通してもらえばOKです。

いろんなお惣菜を選んでボックスに入れて、重さで値段が決まるセットでサラダやオリーブを買いました。

あと袋は有料なので、エコバッグ持参がおススメです。もちろん旅の記念に現地でエコバッグを買うのもよし。

買い物を済ませてホステルに戻る頃には、20時になっていました。

長時間移動して疲れたし、なにより時差でとても眠い。明日の予定を打ち合わせて、さっさと寝ることにしました。

午前中は港のマーケット広場と近場にある観光スポットを散策して、午後からは私のたっての希望によりヘルシンキ動物園に行きます!ここはコルケアサーリ島という島全体を動物園にしており、どうしても行ってみたかったんです。

下記、公式サイトです。言語はフィンランド語・スウェーデン語・英語・ロシア語を選択できます。

Korkeasaari

 この日の夜に、変圧器が使えない事件が起きたりしていたのですが、それを置いておけば平穏に過ごし、翌日に向けて英気を養うべく早々と床に就くのでした。

 

次回はベタなヘルシンキ観光&動物園を紹介します。