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8月~9月にかけてのイギリス旅行に役立つかもしれない豆知識をいくつか

前回のタイトルが、渡部篤郎主演ドラマ「愛なんていらねえよ、夏」にインスパイアされていたことを、どれだけの方にお気づきいただけただろうか・・・いないな、多分。

気を取り直して、お伝えし忘れていましたが、20日間の旅に出るにあたっての装備を下記に並べてみます。

現地通貨に両替した現金少々

カード(現地ATMでお金を引き出せる機能付き)

※ATMは街中にたくさんありますが、セキュリティの問題と、機械が故障していてカードが飲み込まれる危険性があるため、引き出す時は大きな駅や銀行に設置されたATMをお勧めします。

着替え⇒半袖トップス2枚(着ていくもの+もう1枚)、ボトムスは履いていくものだけ、ワンピース1枚、下着+靴下4日分、スパッツ2枚

上着⇒気温の変化に対応するため、カーディガン1枚、薄手のパーカー1枚、やや厚手の裏地付きジャケット1枚

メイク用具

洗面用具⇒石ケンのみ、シャンプーは現地の備え付けを使用

大きめフェイスタオル1枚、髪の毛を乾かすようタオル1枚、体を洗う用手ぬぐい1枚、予備の手ぬぐい1枚

洗濯用具⇒粉洗剤、ハンガー2本

スリッパ(機内、ホテルで履く用)

BFタイプの変換プラグ、充電バッテリー、iPhone

ガイドブック1冊

移動時に読む本2冊

メモ帳

エコバッグ、ビニール袋数枚

カギ3個

街歩き用リュック

以上をバックパックに詰めました。着替え・タオル等を圧縮袋でコンパクトにしたので、重さはありますが機内持ち込みできる程度のサイズに収まりました。

日数のわりに少ないですが、本当はもっと絞りたかったですね。ここから減らすとしたら着替え&タオル類と、まったく読まなかった本でしょうか。機内用のスリッパは厚手のルームソックスの方が楽だと思いましたが、ホテルではスリッパがあると楽です。トイレ・バスが共用のホステルでは不可欠ですね。びしょびしょの足で靴を履くのは避けたいですし。うーん、あんまり減らない。旅の上級者のアドバイス求む。

上着3枚は多そうに見えますが、今回の旅ではとても役に立ちました。「一日の中に四季がある」と言われるほど気候の変化が激しいイギリスでは、嵐に遭遇して3枚重ねてやっと寒さをしのげる日も、上着のまったくいらない猛暑の日も経験しました。旅の後半は薄手のパーカー1枚でちょうどいいという日が続いたため、風雨&寒さ対策のしっかりしたアウター1枚と、薄手のもの1枚までは絞れるかもしれません。でも2枚はあった方がいいと思う・・・それくらい変動があるんですよ!

夏から秋へと移行する時季だったせいで、よりそう感じました。例年9月に入るといきなり涼しくなるそうで、たしかに突然秋が来たなという急激な気温の下がり方でした。

天候の話ついでに、「イギリス人は傘を持ち歩かない」という通説について。

私は見た範囲では部分的に正しいという印象です。旅行前に調べた限りでは、やはり「傘を持ち歩かない説」が有力でした。そこで思い切って傘を持たずに行こうと決めました。

旅の前半で嵐にあった時には湖水地方にいて、傘では太刀打ちできないくらいの大荒れの天候だったことと、周りがトレッキング目的で滞在している人たちばかりだったため、雨天対応のアウターをしっかり装備をしており、傘をさしている人を見かけることはなく、持ってこなくて正解だったかしらと思いました。私のジャケットは雨天対応じゃなかったので、ビッチャビチャになりましたけど。

中盤は幸い好天に恵まれ、後半にロンドンに戻った時に何度か雨が降りましたが、小雨の段階では傘をさしている人はほとんどおらず、日本人の感覚で「どしゃ降り」になってはじめて使う傾向があります。一度だけあった大降りの日に、ちらほら見かけました。意外にも折り畳み傘を使っている人が多かったです。いろんな店で売っているのを見かけましたし、お土産物屋さんには必ずと言っていいほど置かれています。

ユニオンジャック柄、ロンドンの地下鉄マップ柄とか、大英博物館のショップにも数種類あって、現地で買うのがお勧めです。私はステイ先でお借りしていたので、次回は買うつもりです。

逆にいわゆる「英国紳士」が携えているような長傘は、ホテルのドアマンがお客様にさしかけてるシチュエーションでしか見なかったです。

結論:みんな大好き折り畳み傘。そして英国紳士はレアキャラ。

あとこれは余談ですが、今年の夏、日本ではスカンツが流行っていた(と思う)ので、楽だし可愛いしと思ってイギリスに履いていったんですけど、誰も履いてないのな!けっこうジロジロ見られて、しかもあまり好意的な視線ではなくて、ちょっと恥ずかしかった。ロンドンで買ったシンプルなパンツに履き替えた時はほっとしたわー。

トイレではスカンツの裾が床につかないよう気を付けなきゃいけないし、床があまりきれいじゃないことがある海外のトイレにはすごく不向きだと思いました。

 旅にはシンプルで機能的、かつ楽な服装が一番なのでしょう。特に長期の旅行では、くり返しの洗濯に耐えてすぐ乾くユニクロ速乾Tシャツがお勧めです。足元はスニーカーORトレッキングシューズで。靴底が薄いと、ヨーロッパの石畳は辛いです。ヒールなんぞ足を殺す行為に等しい・・・

私は今後、おしゃれより楽を優先することに決めました。素敵なお洋服での街歩きは魅力だけど、そのために重たいスーツケースを運ぶのが嫌なんです。できる限り荷物を軽くしたい。

そうはいってもおしゃれがしたいよ、せっかくの旅行だし・・・とお嘆きの貴方にGood News!イギリスでは8月中旬から下旬にかけてバーゲンシーズンなのです。

しかも20%、30%オフなんて生やさしいもんじゃないぜ。50%?まだ甘い、なんとどこの店でも70%オフだらけなのです!真っ赤な字でウィンドウにペタペタ貼られた70%OFFの文字が目に焼き付いております。

私もアクセサリー山ほど、バッグ3個、トップス3枚、パンツ2枚、靴2足を買いました。アクセサリーを買った店のレジのお姉さんが、ラッピングしながら歌うように「ラ~ブリィ☆ラ~ブリィ☆」と言っていたのが忘れらない。旅の間、私と姪っ子の間でお姉さんのマネが超流行った。

オックスフォードストリートにあるユニクロの大型店(地下1階、地上5階)でも買い物しましたが、トップス1枚300円くらいになってました。イギリス限定品もありますし、話の種に寄ってみるのはいかがでしょう。

UNIQLO 311 Oxford Street - UNIQLO

行きの荷物は軽く、思う存分お買い物を楽しんで、スーツケースをパンパンにして帰って下さい。

もし買い過ぎて持ち帰るのが大変だから郵送したい、というならばRoyal Mail(イギリスの郵便局)か、宅急便を利用することになります。

Royal Mailは小さな町にもありますから、どこからでも送れるのが便利です。荷物の大きさや中身の総額、送るのにかかる日数により送料は変わります。例えば箱の3辺合計150センチ以内・重さ5キロまでなら、配達日が3日以内で116.45ポンド、4日以内で100.10ポンド、7~12日で88.65ポンド、46~51日で85.95ポンドです。荷物の紛失がたまにあるらしい、という噂を耳にしますので、追跡サービスを付けた方がいいかもしれません。

Royal Mail | Royal Mail Group Ltd

宅急便を使う場合は、ネットで集荷を頼める欧州クロネコヤマトが手軽です。イギリスのどのエリアから送るかによって料金は違ってきます。参考までにロンドンからなら箱の3辺合計60センチ以内・重さ2キロまでなら20ポンド、80センチ以内・5キロまでなら50ポンド、100センチ以内・10キロまでなら75ポンドです。

欧州ヤマト運輸|ベルギー・フランス・ドイツ・イタリア・オランダ・イギリス・ハンガリー

新しく買ったものやお土産は持ち帰りにして、着替えなどの万が一無くなっても惜しくないものを郵送するのが安全策だと思います。

あるいは、お土産を詰める用にあえて大きなスーツケースを持っていくという策もありですね。

ちなみにスーツケースは石畳の道では傷みやすいので、前回&今回はバックパックを選びましたが、列車での移動でバックパックはかなり邪魔になりました。イギリスの列車は座席上にある荷物棚が日本のものより狭くて収まらず、足元に置こうにもかさばります。

周囲の旅行者は、機内持ち込みできるコンパクトなスーツケースとサブバッグで対応していました。私も次回はそれで行ってみようと思います。どちらがより便利だったか、実際に体験してご報告します!

着るものでの体温調節に関連してもう一つ。トランジットで長い時間空港で待たなければいけない場合、アウターを預ける荷物に入れてしまうと、空港内のエアコンが効きすぎていても羽織るものがなく、辛い目に遭うことがありますので、お気を付け下さい。機内もブランケット1枚では肌寒い時がありますしね。

今回、行きの便では香港国際空港で5時間ほどの待ちがありまして、到着が早朝5時で人も少なかったせいか、むちゃくちゃ寒かったです・・・震える姪っ子に上着を貸したおかげで私自身は少々寒くなり、ウロウロ歩き回ってしのぎました。油断して上着を預けてしまっていたら、確実に風邪を引くか、お腹を壊すかで体調を崩していたと思います。夏場の空港の冷やし過ぎ問題にはご注意あれ!

では旅の話の続きは件の香港からすることとして、豆知識はここまでにしとうございます・・・

どうやらイギリスを縦断しつつ年寄りと中学生の引率をするらしいぞ、2016年夏

「いつかイギリスに行きたいの」

「いいんじゃない?」

「『嵐が丘』のブロンテ姉妹が暮らした暮らしたハワースで、ヒースとブロンテミュージアムが見たいわ」

「素敵じゃないのー」

数年来の母の口癖は、最初は他人事でした。ちょう聞き流してました。

それが急にリアルになったのは2016年の春。前回のフィンランド&ロシア旅行から3か月ほどたち、旅の虫がうずきだした3月の始め、改めて母が「イギリスに行きたい、今年はスケジュールが取れるから」と言い出しました。

地域の役員を引き受けている母はそれなりに忙しく、またピアノ教師もしているため、休みが取れそうなタイミングを逃したくなかったようです。

隙あらば旅に出ようと常からもくろんでいる私は、気安く「いいね、行く?」と答えました。

母が通っている英会話教室の先生によると、6月がお勧めシーズンらしい。暑くも寒くもなく、花が咲いていて、航空券もリーズナブルだそう。

さっそくリサーチャーとして行きたい場所と日程を元に綿密な計画を立てはじめました。おおよそコースが固まった3月下旬、東京に住む姪っ子とやり取りしていたメールでイギリス旅行の話をしたところ、「いいなー、イギリス!ロンドンに行ってみたいんだ!」と、えらくテンション高めの返事が。

それからほどなく、姪っ子の保護者である姉から「娘が留学に憧れているので、まずはお試しで海外を体験させてやりたいから、今回の旅行に連れていってもらえないか?」という申し出がありました。

なるほど、道理です。前回の旅行で初の海外体験に心をボッキボキに折られた人を見たばかりですから、いきなり留学に飛び込む前に、準備体操的に旅をしてみるのはいい考えです。なにしろ外国で過ごすことに向いてない人は、たった数日の滞在でも調子を崩したりしますからね・・・まして長期の留学生活においてをや(反語表現)。可愛い姪っ子にそんなギャンブルめいたことをさせるのはしのびない。

よござんす、お任せあれと胸を叩き、私・母・姪っ子のアラフォー・古希・中学生というカオスな3人旅が決定したのでした。

とはいうものの、3人のスケジュールをすり合わせるのは至難の業でした。

一番融通が利くのがフリー稼業の私で、その次が生徒さんにお願いしてレッスンをずらしてもらえる母、最も忙しいのが部活やら登校日やら行事やらで予定の多い姪っ子です。姪っ子と母のスケジュールを突き合わせて、ようやく8月16日から27日までの12日間に決まりました。

姪っ子が9月から新学期のため、さすがに直前に帰国は体が辛かろうと、28日にロンドンを発って29日の昼に成田に到着する便を取りました。一人で帰すわけにはいかないので、母が付き添って先に2人が帰国し、私は1人でもう1週間残って好きなだけウロウロすることにしました。

結果的にそうして大正解でした。2人の引率は予想以上に大変で、自分の目的地にはほぼ行けなかったですから。あとで自由にできる日程を確保していたからこそ、ツアコンの役割を全うできたんだと思います。

日程と同時進行で、どこを周りたいのか希望を取りつつ、宿泊地を決め、ホテルの予約を取り直しました。それぞれに行きたい場所、見たい所が違うから、これがなかなかめんどうくさい。

私・・・ロンドンをウロウロしたい、BBCシャーロックのロケ地を見たい、ストーンヘンジも見れたらいいな、なによりT.E.ロレンスの終の棲家であるクラウズ・ヒルに行きたい。ドラマ「トーチウッド」のロケ地になったカーディフも行きたい、ていうか1人になってからでも行くよ。

母・・・まずはブロンテミュージアムのあるハワースが第一目的。日本人に人気だという湖水地方も行きたい。きれいな街並みが見たいから、エディンバラの旧市街もいいわね、ついでにタータンチェックの工房兼ショップがあるらしいから行ってみたい。チェスターも素敵らしいじゃない?

姪っ子・・・あんまり強い希望はないけど、ロンドンを観光&お買いものして、ホームズ(原作の方)が好きだから、シャーロック・ホームズ博物館に行きたい。

これらを全部詰め込んで、しかし慌ただしくなり過ぎないよう効率よく周るために、イギリスに到着後すぐエジンバラへ飛び、そこから各地を回りながら南下してロンドンに戻ってきて4泊。2人を送り出した後に残った私は知人宅にホームステイし、帰国までゆっくりロンドン周辺を観光する、というプランを立てました。

幸い、4カ月ほどロンドンに滞在していた経験のある知人がホームステイ先を紹介してくれたのです。ロンドン郊外のPutneyという街で、古き良き英国の暮らしを経験させてもらいました。ガードマンと庭師のいるステイ先のお宅は、以前にハリウッド俳優から「購入したい」という申し出があったほどのハイクラスな佇まいでした。ぶっちゃけ、金持ちすぎてビビってました・・・

ざっくりスケジュールは以下の通り。

8月16日 羽田空港出発⇒香港国際空港で乗り換え⇒同日ヒースロー空港到着、ロンドンで一泊

8月17日 列車でエディンバラに移動、エディンバラ

8月18日 エディンバラを観光して宿泊

8月19日 エディンバラからカーライルへ列車移動、カーライルから湖水地方の北の玄関口ケズィックへバスで移動。ケズィック泊

8月20日 ケズィックから同じく湖水地方のアンブルサイドへバス移動、30分程度。アンブルサイドを観光して宿泊

8月21日 アンブルサイドからランカスターへバス移動、ランカスターからは列車でキースリーへ、さらにハワースまではバス又はタクシーで移動、ハワースを観光して宿泊

8月22日 ハワースからキースリーへバス又はタクシーで移動、キースリーからはバスでリーズへ。昼休憩を挟んでまたバスでチェスターへ。チェスター泊

8月23日 チェスターを観光して宿泊

8月24日 チェスターからロンドンまで列車移動。ロンドン泊

8月25~27日 ロンドンを観光して宿泊

8月28日 母と姪っ子は帰国。2人を見送った後、私はカーディフへバスで移動。カーディフ

8月29日 カーディフを観光して宿泊

8月30日 カーディフからソールズベリへ列車移動、ストーンヘンジ観光の現地ツアーに参加。ソールズベリからロンドンへ列車移動。ホームステイ先で宿泊

8月31日~9月4日 ロンドンを観光して宿泊。どこかの日にクラウズ・ヒルのあるウールへ日帰りで出かける

9月5日 ガトウィック空港出発⇒香港国際空港乗り換え⇒成田空港到着

トータルで20日間、8月に日本を出て帰ってくるのが9月になってからですから、けっこう長いですね。もっと長期間で行けると嬉しいんですけど、資金と仕事の都合がなかなかつきません。フリーライターとはいえ、取材もありますからねー。

列車移動は「Virgin Train」というイギリス国内の鉄道会社からチケットを選んで購入できるサイトを利用しました。もっともお得な行き方や、乗り換えも表示してくれて便利です。

Buy Cheap Train Tickets & Find Train Times - Virgin Trains

主なバス移動は「National Express」、イギリス全土に路線が張りめぐらされています。

Coach & Bus Travel | National Express Coaches

ロンドンからカーディフまでは「Megabus」というバス会社を利用しました。イギリスだけでなく、ベルギー・フランス・ドイツ・オランダ・スペイン・イタリアなどヨーロッパ各地を走っていますが、それだけに停車する都市が限られています。ものすごく安いので、行きたい都市にMegabusが止まってくれたらラッキーです。ちなみにアメリカとカナダでも走っています。

Low cost coach and train travel in the UK | megabus.com

今回のだいたいの移動を地図に描いてみました。グループ割引や時間帯割引を利用したので、イギリス国内の移動は全部で1人あたり2万弱くらいでした。

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リーズナブルかつ長時間すぎない航空券をゲットしたり、現地の移動方法を調べまくったりとバタついている間に時は過ぎ、気づけば8月15日。8月16日の早朝というか夜中の1時45分に羽田を発つ便に乗るため、私と母は品川へ向かいました。

チェックインのためには飛行機が出発する2時間前に空港にいればいいのですが、あまり遅い時間に待ち合わせを設定すると、移動してくる姪っ子が心配です。そこで20時に品川駅集合とし、羽田で夕ご飯を食べて時間を潰そうということになりました。

品川駅で8カ月ぶりに姪っ子と再会&ハグ。思春期全開の姪っ子は内心そういうの超ウザいし恥ずいと思っているんだろうけど、会うたびに私が人目をはばからずハグをするので「はいはい」って感じで受け止めてくれます。優しい子・・・

羽田空港までは京急エアポート急行で約20分、あっという間です。

空港でご飯を食べようという計画は、なんと店が軒並み21時閉店で20時半にはオーダーストップという現実により、もろくも打ち砕かれました。お寿司食べたかった・・・

さすがにマクドナルドはちょっと、むしろイギリスでマクドナルドに入りたいからという姪っ子のもっともな申し出により、ギリギリでオーダーストップ前に入れた丸亀製麺に入りました。寿司はイギリスで何回か食べましたが、うどん店は見つけられなかったので、この選択は正解だったかも。

22時半にはチェックインを済ませ、ロビーでぼーっと人波を眺めながら搭乗時間を待ちました。スーツケースをでかいサランラップでぐるぐる巻きにする外国人旅行客、コスプレをしている人、芸能人ぽいオーラを発してるけど誰だかピンとこない人、パジャマみたいな恰好でなぜか枕を持っている人、空港を行き交う人たちはどことなく浮き足立っている気がする。

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しばらく眺めていた姪っ子は、飽きたようで絵を描き始めました。小さい頃から絵を描くのが好きでとても上手なのです。日付をまたいでも熱心に描き続ける姪っ子の横で、母は眠たそう。

すっかり重くなった腰を上げ、搭乗手続きを済ませてビックリ、搭乗ゲートの中にはお寿司屋さんがあるじゃないですか。空港に着いた時点でさっさと中に入っていれば食べられたよー。次の機会に活かそうね!と誓う我々。

間もなく搭乗時間となり、赤をベースにした制服を身にまとったキャセイパシフィックのCAさんたちに誘導されて機内へと足を踏み入れます。初めての飛行機にソワソワする姪っ子に設備の説明をしているうちに離陸体制に入り、シートベルトを締めました。

さあ、旅の始まりです。

「どうやって英語を話せるようになったの?」と聞かれると困る

ブログタイトルが「旅とことば」なのに、これまで「ことば」についてあまり触れてなかったので、今回は「ことば」編です。

翻訳の仕事をしたり、海外を一人でふらふら旅したりしている話をすると、しばしば「どうやって英語を話せるようになったの?」と聞かれます。特に私が帰国子女じゃなく留学経験もなくて、独学で身につけたと知ると興味の度合いが倍率ドン。

この質問、すごく困ります。なぜなら非常につまらない回答しか返せないからです。

ただコツコツ地道に勉強して、文法を理解し、英単語を覚え、リスニング力をつけるため継続的に英語を聞いていただけです。コツも近道もない。たいてい「へぇ・・・」と相手のテンションも下がります。当たり前すぎて申し訳ない。

聞かれるたびにそんな感じなので、「つまんない答えですみませんけど」と必ず前置きを入れるのです。

だいたいさー、聞いてるだけでOK!とか、〇〇日間だけで話せるように!とか、〇〇ワードだけ覚えれば使いこなせる!とかインチキだから。そんな上手い話はないですよ。英語の勉強を本腰入れて始めてから10年以上、到達したいレベルにはまだまだ遠いです。というか、やってもやっても果てのない、終わりの見えない道なのですよ・・・

もちろん旅行で困らない程度であったり、ビジネスで使えればいというなら別です。目標とする到達度は個人の設定次第です。人生の時間は有限ですから、他にも楽しいこといっぱいありますものね。

しかし私は語学マニアですから、ひたすら荒野を行くのです。

当面の目標は英語をさらにブラッシュアップして、ロシア語をトラベル会話からもう一段階進めつつ、スペイン語とドイツ語をトラベル会話レベルに持っていくことです。実はアラビア語もやりたいんですよねー。

やりすぎかな?あたまおかしいのかな?と思わないでもないですが、自分は止まらない列車に乗ってしまったわけで・・・ブレーキはとっくに外してしまったわけで・・・最近友達になったウクライナ人の子にロシア語を教えてもらうという、本人は問題ないよーと快く了解してくれたけど政治的にはアレな感じの貴重な機会を得たので、今後めきめき実力をつける予定です。

さて「ことば」編を書こうと思ったのは、よく聞かれる上記の質問をつい先日も受けまして、その時に「どういう人生をたどると英語を話す人になるのか?」&「使ったテキストでお勧めを知りたい」と聞かれ、それなら答えやすいと気づいたからです。

そういえば私も、同業者に留学してた?と聞いてしまうわ。

やはり独学派は珍しいです。聞いてみた範囲では翻訳業には留学派が多いです。帰国子女派は語学専門よりも外資系企業や、日本企業の海外部門にいることが多いですね。

英語を言語として探究するタイプと、道具として使いこなすタイプの違いだと思います。あとは他言語を日本語に変換する場合には、元の言語の知識に加えて、日本語の知識もかなり高いレベルで必要とされるため、言語を獲得する幼い頃に海外で過ごす帰国子女にはやや不利な面があるのも影響しているのかもしれません。

じゃあ独学派の私はどうだったかというと、中学・高校と英語は特に好きでも嫌いでもなく、得意でも苦手でもなく、という感じでした。高校生の時は理系クラスにいたので、授業数もそれほど多くなかったです。

とはいえ昔から外国のドラマや映画が好きで、「英語がしゃべれたらかっこいいなー」というぼんやりした憧れはありました。

一番最初の海外ドラマ体験は「アーノルド坊やは人気者」でした。アーノルドのお兄ちゃんのウィリスが好きだったんですよね、クールだけど優しくて面白くて。今にして思えば、白人の家庭に黒人の兄弟が養子として引き取られるって、人種差別問題を取り込んだ挑戦的なドラマだったんだな・・・。

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NHKの夕方枠で繰り返し放映していた「フルハウス」にはアメリカンファミリーのイメージを刷り込まれましたし、

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「アルフ」

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天才少年ドギー・ハウザー

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「ブロッサム」

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などなど、夢中になって見ていました。高校時代は「ビバリーヒルズ高校白書」にはまって、ディランの物まねをめちゃくちゃやってましたね。「どうしたんだいブレンダ~」と眉をしかめ、できるだけ額にしわを寄せるようにして細かく首を振るという、基本似てないんだけど雰囲気と顔力で持っていくやつでした。

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だけど田舎の高校生にしたら、外国は宇宙と同じくらい遠い世界で、英語は受験のために勉強しなきゃいけない面倒くさいもの、の域を出ませんでした。

それに変化が起きたのは大学に入ってからです。専攻科の専門書を原書で読む必修の授業があり、1年間嫌でもみっちり英語を読む経験をしたおかげで、少しだけ英語を身近に感じられるようになったのです。

また語学の選択授業で人生で初めてネイティブ講師の講義を受け、彼らがとても人間的だったことから「この人たちは英語で語り、考え、悩んだり、恋愛したりしてるんだな!」と感覚で理解できたのも、壁をとっぱらうきっかけになりました。

さらにアルバイトで家庭教師を始め、生徒に質問されて「分からない、ごめんなさい」で終わらせるわけにはいかないので、改めて文法をしっかり勉強せざるを得なかったことが、徐々に英語のレベルを上げていきました。

だからといって、まだビジネスの現場で使えるほどではありません。学校で英語を教える先生がペラペラに話せるかというと、そうとも限らないぞってのと似てますね。

大学卒業後、塾講師を経て地元の公的機関で派遣社員として働きつつ、家庭教師も続けていた私の正直な気持ちは「この職場は居心地はいいけど正規職員じゃないし、専門機関だから自分が正規に雇用されることはない、そして給料の格差はエグイ」でした。

なんか悔しかったんですよね、若気の至りですが「似たような仕事で高い給料もらいやがってよー」とね、うん。自分が日本の社会における正規ルートから外れてしまっているのは理解していた27歳の春、英語を自分の武器にしようと決めました。

地方都市では、まだ英語を仕事で使えるスキルを持った人材は少なく、あからさまに給与に差がありました。心に澱む悔しさを昇華するために、自分の実力だけでのし上がるゲーム=より給料の高いオファーにどんどん乗り換えていくことに熱中しました。

仕事内容は、英文定型メールを使用してやり取りする事務から、企業内翻訳兼海外業務担当になり、学術論文翻訳&チェックやアテンド通訳をこなせるようになり、外資系企業での仕事を得た時に、ぽすんと燃えつきました。

成果を上げていくのは面白かったけれど、仕事の内容に興味を持ったことは一度もなかったからです。正社員になる道を選ばなかったのも、やりたいと思える仕事が、差し出された多くの選択肢の中には見つけられなかったからでした。

それはまったく遠い場所にありました。

本筋からそれるのでザックリだけ言いますと、実は吉本興業構成作家を養成するコースに通っていまして、卒業後に劇場で働いていた期間があります。ゆえに上記の経歴の間に並行して夜間の養成所通いをし、劇場での勤務のため、かなり仕事を制限していた時期もあります。いろいろあって吉本を辞めた後で、外資系企業に勤めました。

吉本時代にライターの仕事を始め、書くことだけは面白かったから今でも続けています。ずいぶん貧乏になっちゃいましたけど、今のほうが楽しいです。

で、現在に至ります。

思えば、英語を武器に選んだことも、お笑いの道に進んだことも、子供の頃から見続けたアメリカン・コメディが強く影響していますね。

先日のイギリス旅行でコメディ番組を見た時に、ちゃんと理解できるようになっていてすごく嬉しかったです。ぐるっと回って元の場所に戻ったような、不思議な感慨がありました。

そこまで持っていくために、どんな教材を使ったのか?と気をもんでらっしゃる紳士淑女の皆様お待たせしました。おそらく「え?それだけ?」とお思いになるでしょう。

最も役に立ったのは、高校生の時に使っていた副教材「新 英語の構文150」(美誠社)です。

現在は内容も改訂されたものが出版されているようです。

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この参考書は、構文150と銘打ちつつ、もっと多くの文法理解に役立つ文章が収録されており、これ一冊がしっかり頭に入っていれば、読解で困ることはありません。

文法の基礎理論は必ず押さえておかなければいけませんが、日常的に英語を使いこなすためには、ネイティブの感覚を身につけておくと即応力が高くなります。

そこでお勧めするのが大西泰斗さんの「ハートで感じる英文法」です。シリーズが2冊あり、両方を購入して熟読しました。特に会話の中で前置詞を選ぶ時に、非常に助けになっています。内容のわかりやすさと適度な密度だけでなく、イラストがオシャレで可愛く、かつ理解するのを助けてくれます。

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近著に「一億人の英文法」という、より詳細に解説した書籍がありまして、

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近々購入しようと思っていたら、大西先生の公式サイトでサンプル版をダウンロードできたので、まずはそちらを読んでみます。興味がある方は、以下のURLからどうぞ。

ENGLISH@HEART|大西泰斗&P.C. McVay のオフィシャルサイト

大西先生はNHKEテレしごとの基礎英語」にも出演されており、ビジネスシーンに限らず普段の会話にも役立つフレーズが頻出するのでとても助かっています。

ボギャブラリーを増やすためには、「英単語・熟語ダイアローグ」の1200と1800を使いました。読者が興味を持って読み続けられるようなトピックを選んでいて、会話形式で進んでいきます。付属のCDにはナチュラルスピードの会話が収録されており、リスニング対策にも役立ちました。

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お金を出して買ったものは以上です。英会話スクールには一度も通いませんでした。

「英語の構文150」は教科書として渡されたので、感覚としてはもらったものですが、実際には親が買ってくれたわけですから、自腹を切ったのは4冊だけです。

まがりなりにも中学から高校・大学を通して10年以上英語を勉強してきたはずなので、土台はできているのです。アルファベットは読めるし、疑問文の作り方などの初歩的な文法は理解しています。家庭教師の経験から、高校までに学習する内容も把握できています。抜けている穴を埋め、より土台を強固にするために参考書を使いました。

次にやるべきなのは、英語に触れる時間を長くし、読むだけでなく聞く・話すのに慣れることだと思いました。

そこでフル活用したのが、無料で利用できるテレビ&ラジオ&インターネットです。

勉強を始めた頃に一番役に立ったのは、10年以上前にNHKで深夜に放映していた、アメリカの大学の語学研修コースをそのまま流す番組でした。たしかワシントン大学だった気がします。

留学生が大学に入る前に受講する英語コースで、世界のさまざまな国から訪れた学生さんたちが英語を学んでいました。字幕は入っておらず、もちろん全編英語で、いろんなアクセントの英語に慣れるいい機会でした。

最近だと、ネット上のオンライン講座がいくらでもありますね。無料のものも多いですから、自分に合うコースを探してみてください。

私は「Coursera」というオンラインコースを利用しています。人文系から科学系まで揃っていて選ぶのが楽しいです。今は中世の魔法についての講義を受けています。

www.coursera.orgテレビはNHKの語学番組ばかりです。

大西先生が出演する「しごとの基礎英語

しごとの基礎英語 | NHKゴガク

オーストラリアを舞台にした「おとなの基礎英語」、番組内ドラマがかなり面白く、前シリーズが完結した時には、ちょっとウルッとしました・・・

おとなの基礎英語 | NHKゴガク

「ニュースで英会話」も、可能な限り欠かさず見ています。解説のトッド・ルシンスキーさんがVTRが回る前に「Let's get rolling!」て言うのが好き。

ニュースで英会話 - トップ

ビジネスの現場でリアルに使う言い回しであったり、ネイティブが使うカジュアルな表現や、ニュースを通じてホットなトピックスを日本とは少し異なる視点から見られたり、貴重なチャンネルを無料で提供してくれるNHKさんは本当にありがたいです。

がっつり取り組めば、そうとう力が付きます。

もう一つ忘れちゃいけないのが、月曜から金曜の14時~14時半まで放送しているラジオ番組「Japan & World Update」です。

Japan & World Update - NHK

この番組は日本に住んでいる外国人のための英語ニュースのため、日本語講座がプログラム内にあったりします。スピードも容赦がなくて、聞きはじめた当初はうすらぼんやり何を話題にしているか分かるという程度でしたが、耳を慣らすことを第一目的として続けているうちに、少しずつ聞き取れるようになってきました。

現在では、知ってる単語であれば内容を理解できるため、けっきょくボキャブラリーを増やしていくしかないんだよなーと改めて思わされます。

イギリスから帰ってきて聞いたら、前より遅く感じたのが驚きでした。英語だらけの環境に放り込まれるのは、否が応でも人を成長させるんですね・・・

平日お昼の番組ですから、聞けないよという方にNHK WORLD RADIO JAPANのアプリをお勧めします。

NHK WORLD RADIO JAPANを App Store で

上記の「Japan & World Update」が何回でも聞けますし、スクリプトが読めるのもありがたいです。

なんかNHKの回し者みたいですが、提供されるプログラムの質が高いので、どうしても偏ってしまうんですよね。

しかるべきお金を払えば質の高いプログラムは他でも手に入るでしょうけど、せっかく無料で利用できるんだしという庶民の感覚と、長年英会話教室に通っている母が一向に上達していないケースを見ていて「お金を払って教えてもらうのは、案外効果が上がらないのかもしれない」と感じていたので、自然とこうなりました。

なぜ英会話教室に効果があまりないと感じるかというと、これまで母の教室のイベントに誘われて参加した時に、ネイティブ講師とコミュニケーションが取れていないのでは?と思わされる場面を何度も目撃してきたこと、今回のイギリス旅行で母がほとんど現地の人たちと会話ができず、旅の間ずっと通訳に徹したことで、確信&納得しました。

先生とはいえ、教室の生徒はお客さんですから、日本人に分かりやすいように簡単な単語で、ゆっくり話してくれるんですよね。特に母が通っているのは、のんびり英語に親しみましょう、という趣旨のクラスですからなおさらです。でも実際にはそうはいかない。速いし、スラングを使うし、なまってもいます。それが生きてる言語なんです。教室でそれを身につけるのは、かなり大変です。教える側に高いスキルが要求されますし、おそらくコストもかかるでしょう。

私は教室にこそ通いませんでしたが、ある程度勉強をした段階でTOEICを受け、自分のスキルに自信のない頃から、あえて英語を使う仕事に就くようにしました。仕事では「分からない」では済まされないし、とにかくやるしかない、ひたすら実践でもまれるという自分を追い込む方法を取ったんですね。初めて通訳の仕事をした時には、心労で3キロは痩せました・・・

少しずつ難しめの負荷をかけ、じりじりレベルを上げていくのが、自分には合っていました。これは人によるので、プレッシャーをかけられるのが嫌いな方は、マイペースに進めていく方がいいと思います。何事も、ひとそれぞれですから。

そして、気がつくと、悔しさをバネに英語の勉強を始めたあの頃より、世界は広くなっていました。いろんな国に知り合いができて、フットワークは軽くなり、面白いと思えることも増えました。

いつしか英語以外の言語も勉強しはじめ、ますます世界は広がりました。

グローバルとかなんとか言われてますけど、単純に楽しいので、英語じゃなくても興味がある国の言葉を学んでみるのはどうですかという、おすすめで締めたいと思います。新しいことを知っていくのって、やっぱり面白いですよ。

私的な経験ですが、参考になれば幸いです。

では。

フィンランド&ロシア旅行編完結~人生は旅でローリングストーン

旅行最終日。ヘルシンキヴァンダー空港を経つのが17時過ぎ、空港まではバスで30分くらいで着くので、14時ごろにヘルシンキ中央駅を出れば余裕です。

それまで、ぶらぶらしながらお土産でも見ようかということになり、お店の開く10時ごろにホテルを出ました。チェックアウトを済ませた後でも、無料で荷物を預かってくれるのが助かります。

ところがここで誤算が・・・日曜日だったため、軒並みデパートの開店時間が12時だったのです。とりあえず時間を潰そうと、港の方へ散歩がてら、外から眺めるだけで中に入ったことのなかったウスペンスキ寺院を見学することにしました。

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これが大正解でした!ちょうど日曜の朝の礼拝時間と重なり、邪魔にならないように隅っこで礼拝を見学することができました。実際に行われる儀式を間近で見るのは初めてで、厳かな雰囲気の中、中央祭壇の両サイドの扉から、4人の神父さんたちが歌いながら現れ、重なり合う讃美歌が、高い天井に反響しながら広がっていく神秘的ステレオダイナミックサラウンドに包まれるという体験に、キリスト教徒ではないけど、いたく感動しました。些少ながら、1ユーロでロウソクを買って奉納しました。

余韻を味わいつつ、港のマーケットホールへ。

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港に置かれている車止め?のカメ。これ欲しい・・・持って帰りたい。

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まだ時間が早いからあまり店が開いていなかったけど、ホールの中央辺りにある「スカンジナビアカフェ」が営業していたので、サーモン&クリームチーズのベーグルとベリースムージーをいただきました。

ベーグルの美味しさは予想通り、スムージーがびっくりするほど美味しかった!今まで飲んだ中でベストだったかも。ベリーを生のままぶっこみましたぜ!という感じの果物の旨みがギュッと詰まった贅沢な風味でしたことよ・・・ヘルシンキにお立ち寄りの際はぜひスカンジナビアカフェへ。

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またも食欲を優先してしまったため、食べかけ写真で申し訳ない。しかもスムージーが写ってないし・・・

そろそろ12時になったから行こうかと腰を上げたところで、ちょうど店員さんとすれ違ったので「It was so nice, thank you(とってもおいしかったよ)!」と伝えると、お姉さんもニコニコして「Thank you!」と答えてくれました。さらに厨房にいたお兄さんまで出てきて「Thank you!Bye!」と手を振ってくれました。

すごく短い挨拶だったけど、今でも心に残っています。こんなささやかな、なにげない瞬間の方が、後になって思い出したりするものです。

エスプラナーディ通りに戻り、連れはイッタラで彼女と一緒に使うペアグラスを購入。見本として並んでいる色の組み合わせ以外に、自分で好きな色を選んでペアを作ってもいいか店員さんに聞いてと頼まれ、交渉したらもちろんオッケーとのこと。

嬉々として「どれがいいかなー」と浮かれる男と、横で「どーでもいいっすね」な濁った目の女の2人組を、不思議そうに眺めるキュートな店員さんの表情が忘れられません。

それからムーミンショップへ行き、姪っ子に頼まれたお弁当を包めるサイズのムーミンバンダナを探しました。ちょうどいいサイズで可愛いのが買えて、姪っ子も喜んでくれたのはよかったものの、同じアイテムがFORUMで4ユーロ安く売ってました!悔しい・・・

ムーミンショップはセレクトショップ、FORUMはショッピングモールの出店だから、新しいアイテムや品ぞろえならムーミンショップ、お値打ちなのがFORUMになるんですね・・・お時間に余裕があるなら、両方見比べて欲しいものが安く売ってる方で買った方がお得だと思います。それぞれに限定品とかもあるので、両方いくのがいいと思いますよ・・・

のんびり買い物をしているうちに、13時を回っていました。いったんホテルに戻って荷物をピックアップし、駅のバスターミナルへ向かいます。空港行きの30番のバス停がなかなか見つからなくて焦りましたが、動物的勘を働かせてちょうどバスが来た時に間に合いました。

ところが、かなり並んでいたため次のバスへ乗ってねと言われてしまいました。ザワ・・・ザワ・・・する順番待ちの人々。次のバスっていつ来るのよ!的にイラつくお姉さんもいます。

運転手さんがやたら明るく「すぐ来るよ!」と言って去っていった通り、5分もしないで次のバスが来て、今度は乗ることができました。飛行機に遅れないように空港につけるかどうかは、いつもちょっと緊張します。

空港までノンストップではなく、何回か停車してお客さんを拾います。その度に運転手さんが「メリークリスマス!」と言ってるのが異国感を醸し出していた。12月20日だから、おかしな挨拶ではないけど、日本では考えられないなー。

振り返ってみると、店員さんや、駅員さんや、道ですれ違う人に、ごく普通に挨拶をしたり、軽く雑談をする時に、もっとも外国にいることを実感していました。

「お客様」でいるよりも、人間同士なんだからフラットなコミュニケーションが取れる方が気が楽です。あまりにフラットすぎて「そう来るか!」と驚くケースもありましたが、それもまた一興。人間だもの。

日本にいる時でも店員さんにお礼を言ったり、挨拶もするけど、たまにびっくりされることがあるから、文化の違いがあるとはいえ、もう少しお互いフレンドリーに接するのが当たり前だったらいいのになと思います。

さて空港に到着。写真の右下に写っているちょんまげとスキンヘッドのお兄さんたちは、空港の職員です。2人ともがっつりタトゥーが入ってて、連れが怯えてた。

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セルフチェックインの出来る機械がたくさん並んでいたので、そちらを使えば待たずにスムーズに手続きできますが、我々は早めに着いたし、使い方もよくわからなかったから素直にカウンターでチェックインしました。

お土産屋さんで見つけた、デカすぎるチュッパチャプス。ピースサインと比較して下さい。コブシより大きいよ!中にたくさんのチュッパチャプスが詰まっているらしい。

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売り物なのか?ディスプレイされていたトナカイの毛皮。手ざわりがうちの猫に似ていて、郷愁がハンパない。

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猫に会いたいから早く帰りたい気持ちと、もっと旅を続けたい帰りたくない気持ちの両方がこみ上げてきて、なんだか物悲しくなってきます。8日間は短いよー。

とはいえ飛行機は定刻通りに出発し、無事に中部国際空港に帰ってきました。連れは乗り換えて成田空港へと向かうため、ここでお別れです。

 機内で見た映画は下記の3本。

「The end of the tour(邦題は『人生はローリングストーン』)」

ジェシー・アイゼンバーグのふてぶてしい若者感と、ジェイソン・シーゲルのセンシティブな作家ぶりがとてもよかった。アメリカの豊かさと空虚を表現するイリノイの風景が素晴らしくて・・・ジェシーのファンなのもあるけど、忘れがたい一本になった。しかし邦題のダサさはどないかならんかったんかな、DVDスルーされちゃったしさ。

amzn.to「SPY(邦題は『スパイ』)」

⇒CIAに勤務するオペレーター、スーザンを演じるメリッサ・マッカーシーのキュートさったらないよ!最近だとメリッサは「ゴーストバスターズ」のリメイク版にも出演してます。ジュード・ロウが間抜けに、ジェイソン・ステイサムがアホに見えるという、独特な味わいのある痛快スパイアクションコメディです。メリッサさん、ぽっちゃりだけど動けるんだ、これが!あとラストのオチが最高。

http://amzn.to/2nld7jz

暗殺教室

⇒いわずと知れた、殺せんせーのアレです。まったく期待してなかっただけに、けっこう楽しめました。事前情報を入れていなかったので、二宮くんが声を当てているのか、と素直に驚いたし。原作漫画を読みたいとか、続編を映画館に見にいこうとは思わないけど。映画「寄生獣」よりずっと好感の持てる作品でした。

http://amzn.to/2nl8sxO

旅を終えてまず思ったのは「またすぐにでも旅に出たい!」ということでした。そして案の定、翌年の夏に3週間のイギリス旅行を敢行するわけです。その際に、ロシアで体得した「とりあえずやってみる、どんどん突っ込んで怒られたら引けばいい」は非常に役に立ちました。図太さって大事!

今回学んだ旅の心得。

・現地の交通機関は事前に調べて、ネットでチケットを取るとお得。特に地元の鉄道会社のメール会員に登録すると、超お得なセールを利用できます。フィンランドの場合はVRという鉄道会社です。アプリもあって、そこからもチケット予約できます。

VR: Buy train tickets online. See timetables and buy your tickets. - VR

・そのためにも、やっぱり英語をある程度理解できると、すごく便利。なんだかんだいって、英語を使えると利用できるサービスの範囲が広がります。日本の代理店を通すと、へたしたら倍くらいお金がかかってしまう・・・

・「正しい英語」じゃなくてもよくて、情報を得ること、意思を伝えることができれば十分。シンプルな言葉でも、コミュニケーションを取ろうとする姿勢が肝心。合言葉は「ガンガンいこうぜ」、しかし「いのちをだいじに」!

・厳しいことで有名なロシアの入国審査は、空路より陸路の方がゆるい。ただ国際情勢は変化しているので、現在は厳格化しているのかもしれません。ヘルシンキからサンクトペテルブルグまで3時間くらい、料金は往復1万3千円くらいとリーズナブル。サンクトペテルブルグはいいぞ!

・上記と矛盾するようですが、世界のどこでも英語が通じるわけじゃない。特にロシアでまったくロシア語が分からない場合は、相当苦労します。添乗員付きのツアーでないなら、少しは話せるようにしておかないと、心をバッキバキに折られる目に遭う確率が高い。

・でもロシア人はツンデレだから、基本的にニコリともせず愛想がない人であっても、困っているとかなり親切にしてくれます。ただロシア語でまくしたてるため、ロシア語が分からないと(以下略)

・どれだけ事前に調べても、現地を訪れると想像を軽く飛び越える事態に遭遇する。計画通りに行かないのが当たり前と思おう。

・だから肩の力を抜いて、周りをよく見よう。そうしたら解決策は見つかるし、助けてくれる誰かがいる。どうしても駄目な時は日本大使館へGO!

結論。旅はいい、また行く、何回でも行く。ということで、フィンランド&ロシア旅行編は今回で終わりです。

次回から、2016年8月から9月にかけて旅行したイギリス編をお送りします。

気になったこと、質問などがあったら、コメントから聞いて下さい。分かる範囲でお答えします。

ではまた。

ファンタジーじゃないよ、リアルなんだよinタンペレ

朝8時くらいの列車に乗る。外はまだ暗くて夜のよう。

12月のフィンランドは極夜なのだから、明るくなるにしても数時間後です。

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ヘルシンキからタンペレまでは2時間くらいかかるので、着くころにはムーミン博物館も開館してちょうどいい頃合いです。

開館時間は平日が9時~17時、土日は10時から18時。

ただし、ムーミン博物館は2016年10月30日にリニューアルのため閉館するそうです。そして2017年5月9日により広いスペースで再オープンするとのこと。

最新の情報は公式ホームページでご確認下さい。

http://muumilaakso.tampere.fi/ja/museo/

タンペレに着くころには朝の気配。

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移動遊園地&フリーマーケットみたいなのが公園でやっていました。

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けっこう混んでる。

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心惹かれるものの、まずは目的地のムーミン博物館へ。

以前はタンペレ市立図書館の地下1階にありましたが、現在はタンペレ市立美術館内に移動しています。しかし前述の通り、それも今年の10月30日にリニューアル閉館してしまいますので、ご注意を。

さて、着きました。なんか立派な建物だー。

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残念ながら内部は撮影不可なのです・・・図書館の地下にあった時より展示室が拡大されているだけあって、内容がさらに充実しつつ、のびのび見られて素晴らしかった!

ミニチュアのムーミンハウスとか、ずっと見ていられますよ・・・それに挿絵の原画が本当にきれいで!涼しげで透明感のある色合いが大好きなんです。作者のトーベ・ヤンソンさんはそもそも画家だったというのを深く納得します。

館内には日本語のガイドブックがあり、荷物を預けられるコインロッカー(お金は帰ってきた記憶があります)もあって、見学者のための気配りが行き届いています。ロッカーのカギが上手く閉められなくてアワアワしていたら、職員らしきイケメンマッチョな黒人さんがさっと現れて助けてくれました。惚れてまうやろ!

ただ、ミュージアムショップはスペースが狭く、あまり充実していません。こちらは以前のショップの方がよかったですね。リニューアルオープン後は改善されますように。

ゆっくり見て3時間くらいでしょうか。これはムーミンマニアの私だからこその時間でしょう、ムーミンにさほど思い入れがなければ1時間くらいで見終わると思います。

子供の頃にアニメを見て以来、ずーっと好きで、もちろん原作は全部読んでて、コミックス版も読みました。一番のお気に入りは「ムーミン谷の冬」です。

http://amzn.to/2nlhcnE

厳しくて冷たい、だけど美しい冬の世界と、ひとり冬眠から目覚めてしまったムーミンの心細さ、見知らぬ住民たちとの出会い、分かり合えないながらも寄り添うこと、そして猛威を振るう自然の無慈悲さと圧倒的な力、やがて訪れる春の喜び。

何度読んでもすり減ることはなく、読むたびにいつも、日常の中で無意識に凝り固まってしまっていた気持ちや考えを、ゆるりとほどいてくれる、そんなお話です。

こころゆくまで堪能した後は、タンペレの町を散策です。

駅からまっすぐ伸びるハメ通りがメインストリートで、そこにお買いものスポットが集中しています。とはいえヘルシンキよりのんびりしてて、のどかな感じ。

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薬局のウィンドウで見つけたゆるキャラ、コンドームくん。君はゆるくちゃいけないと思うよ!

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写真を撮ってたら中にいた店員さん(すごい美女)に「ふふっ」て笑われた・・・キュンとした。

小腹がすいたので、フィンランドの有名なチョコレートメーカー「Fazer(ファッツェル)」のカフェでザッハトルテとカフェオレをいただきました。

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Fazerはパッケージに芸者さんがプリントされたチョコレート、その名も「Geisha」が一部で有名ですが、味は日本人好みのまろやかで優しい甘さで、外国のチョコレートにありがちな濃すぎるもったりした後味がなく、お土産にした時にも外れ知らずです。

ごく普通にスーパーでパック詰めで売られているやつが安くて量も多いので、バラマキ土産に最適ですよ。

Fazer.com - Fazer

ザッハトルテは当然のごとく美味しく、カフェオレとの相性バツグンでした。

店内はほどよくお洒落かつ庶民的。Tシャツのおっちゃんもいるし、隣の席では机をくっつけてパーティー始めてた。

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カフェでまったりして外に出たら、もう暗くなっていました。早いなあ。跳ねる馬のイルミネーションが可愛い。

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ワイヤーで作った丸いオブジェみたいなのが吊るされていたり。

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タンペレは別名「光の町」とも呼ばれていて、派手ではないけれど柔らかに街並みを照らすライトアップが素敵です。

私はタンペレならではの赤レンガ工場が並ぶタンメルコスキ川の、控えめなライトアップ&煙のコントラストがお気に入り。

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渋すぎるぜ!

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フィンレイソンでお買い物したり、地元のスーパーをのぞいたりしているうちにすっかり夜。

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写真にも写っていますが、駅からすぐの所にあるストックマンデパートに寄ろうとした時、道に倒れている人が救急車で運ばれるのを目撃。観光で来てると忘れがちだけど、ここは夢の国じゃないんだから、病気も事故も当たり前にあるんだよね・・・

駅に行くとけっこうな割合でホームレスの人にお金をくれないかと言われるし、難民らしき人も見かける。折に触れ感じる、ざりっとする感覚を、外国だから特別なんだと処理せずに考えていこうと思う。

ちなみに、ストックマンのマリメッコでウニッコ柄のハンドタオル買えました。お会計する時に、銀行みたいに番号札を引いて待つシステムなのが新鮮でした。

帰りは自由席の準急的な列車でヘルシンキへ。

観光客っぽい乗客がまったくいなくて、チラチラ見られてました。あとわりと皆さん騒ぐのね・・・かなり無秩序な雰囲気だった。修学旅行生みたい。もちろん知らない同士が、それぞれ個別に盛り上がってるんだけど。

賑やかなだけで、怖いとか不快とかではないです。そんな中、連れはぐっすり寝ちゃってて「あー、疲れてるんだな」としみじみ思いました。

ホテルに帰ると、昨日仲良くなったモンテネグロさんが、日本人の宿泊客がいると教えてくれました。CAさんだそうで、なるほど完璧な笑顔がプロっぽい。

デンマークに住んでいる友達とスウェーデンで待ち合わせて、北欧を周るらしい。どっちもまだ未踏だから、いつか行きたいな。そういえば行きの飛行機で一緒だったノルウェーの青年にノルウェーを勧められたし。北欧全制覇やったるぞー。

少しおしゃべりしてから、野望を燃やしつつ就寝。

共同スペースからか、どこからか、大音量のインドっぽい音楽(野太いコーラス付き)がズンドコズンドコ~♪オンワイヤ~♪と流れてきて、神経の細い連れは寝れるのかしら、という危惧が脳裏をかすめるも即行で寝落ちしたのでした。

明日はフィンランド最終日、ついに帰国の日です。

8日間なんて、あっという間だなー、もっと長く旅をしたいなーという願望は、翌年夏のイギリス旅行で果たされるのです・・・と予告してみる。

次回は旅のまとめです。今月中に更新できたらいいなと、未来の自分がんばれな気持ちです。

ヘルシンキでハンカチ探し&かもめ食堂の人気ぶりを確認

長らく更新の間が開いてしまいましたが、イギリスから無事帰ってきたのでまずはフィンランド&ロシア旅行記を完結させた後、イギリス旅行記を書きます!

3週間かけてイギリスを周ってきたので濃い内容になりそうです。カミングスーン、だといいな・・・

(前回のおさらい)

試される大地ロシアを後にした我々は、無事ヘルシンキに戻ってきた。

さあ、日本人観光客コテコテのショッピング&グルメにGOだぜ!

 

前回お伝えし忘れていましたが、列車の中で食べる用に買ったベーコン味のポテトチップス、激ウマでした!

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素材が芋とは思えないほど、ベーコンの再現具合がハンパないです。けっこう量がありましたが、黙々と食べ続けてペロリといきました。ロシアのスーパーで見かけたらマストバイ!

さてヘルシンキに滞在できるのはあと2日、明日はムーミン博物館へ行くためにタンペレまで出かけるし、明後日の夕方の便で日本へ帰るので、じっくりお土産を選べるのは今日くらいでしょう。

連れは日本で待っている、できたてホヤホヤの彼女のために何か素敵なものを、私は老いた母から知り合いに配るためにと命じられたハンカチ的な手軽なものを買わねばなりません。

モチベーションに差はありますが、共通するミッションを遂行するべく、デパートのストックマン、ショッピングセンターFORUMやカンッピセンターをがっつり周りました。

まずはストックマンデパートから。

1862年創業のフィンランド最大の高級&老舗デパートで、売り場は地下1階から地上7階まで、8階にはインフォメーション・センターやカフェ、レストランが入っています。

高級の名に恥じぬきらびやかな店内は見てるだけで楽しい。特に地下のデリコーナーにずらりと並んでたキャンディは圧巻。100種類くらいあるんじゃなかろうか。

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あと時期的にクリスマス前だったから、いろんな場所のクリスマスディスプレイを眺めるのもまたよし。

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全体的にお高いので、目でぜいたくを味わったという感じでした。

ざっくりと見てみましたが、当然あるだろうと思っていたハンカチを売っている店を見つけられず。「?」と思いつつ、次はマンネルヘイム通りを挟んですぐ近くにあるFORUMへ。

FORUMは5階建ての大きなショッピングセンターで、ストックマンと比べるとだいぶ庶民的。2階にあるムーミンショップは観光客に人気で日本人も多く見かけました。とはいえ地元の方もたくさんいて、賑やかな雰囲気にワクワクします。

しかしここでもハンカチは見つかりませんでした。

もしかして売ってない?いやまさか・・・と思いつつ、今度は少し離れたカンッピ地区にあるカンッピセンターへ。

ここもショッピングセンターです。ヘルシンキ中央駅付近から歩いて行けますが、地下鉄Kamppi駅と直結しているので、そちらを利用しても分かりやすいです。

マリメッコイッタラなどの専門店も入っていて、お土産物を買うのにも適していますが、中心地からやや距離があるせいか、上記二つに比べてより地元感が強かったです。

さて、けっこうくまなく見て回って足も疲れたけれど、やはりハンカチは売っていませんでした。

もしかして「ハンカチ使わない文化圏」なのかしら、と不思議に思ってツイッターでつぶやいてみたところ、物知りなフォロワーさんに「ヨーロッパではあまりハンカチを使わない、持っていたとしてもお年寄りとかだよ」と教えていただきました。

知らなかった・・・また一つ賢くなれました。お土産として頼まれているから困ったなとは思いましたが、それっぽいもの(小さめのハンドタオルとか)を見つけたら妥協する決断ができるから、非常に有益な情報です。

とりあえず買い物がひと段落ついて、お腹もすいたから、そろそろ夕ご飯にしようかという流れになり、連れの「行ってみたい」という主張により「かもめ食堂」へ行くことにしました。

映画「かもめ食堂」のロケ地になったレストランが、食堂としていまも営業をしており、日本人観光客が押し寄せているらしいです。自分一人だったら行こうとは思わないから、そういうのもいいかもねーと街を散策しつつ歩いて行きます。

http://amzn.to/2nlgt6d

すっかり暗くなっているけど、治安がいいので怖さはありません。

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カンッピセンターからは、フレドリック通りをずっと南下して、道が4つに分かれる交差点まで来たら、右折して一番手前の道に入ると左手に見えてきます。

交差点までがけっこう距離があるので、立ち止まって地図を見ながら「今どのへんかなー」と話してたら、キュートな感じのお姉さんが「大丈夫?道に迷ってるの?」と声をかけてきてくれました。大通りから奥へ入った路地を観光客っぽい日本人が歩いていたから、心配してくれたのでしょう。

「道を確認してただけだから大丈夫だよ!」と答えると、「そう、よかった」と微笑んで去っていきました。

連れは「優しいよね・・・フィンランドの人は、優しいよね・・・」と大事なことだから2回言っています。よっぽどロシアの洗礼が堪えているようです。

うんうん、お腹が空いてアンニュイ度が増しているんだよね、もうすぐだからね。

はい、着いた。

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内装は変わっているけど、たしかに映画で見た「かもめ食堂」です。

店内のお客さんはほぼ女性、かつ東洋人です。日本人だけでなく中国や韓国の人もいたので、東アジアで「かもめ食堂」は人気があるのかもしれない。

店員さんとの会話は英語ですが、日本語メニューもあります。先に奥のカウンターで注文してお金を払うシステムです。コーヒーと紅茶、サラダとパンは食べ放題に出来ます。

サーモンLOVE人間ですから、ソテーを注文しました。シナモンロールも頼んだけど、サーモンソテーにかなりボリュームがあり、それだけでお腹いっぱいになったので、大食いの自覚がある方以外はこれだけでいいかも。さすがに美味しいです!

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食事をしている間にも、次から次へと日本人のお客さんが来ます。ほんっとうに人気があるんだな・・・

満腹になり元気になってきた連れに笑顔が戻ってきました。よかったわー。

ホテルへ戻ると、ドミトリーにいたモンテネグロ人の女の子が話しかけてきました。そこに中国人の子も加わり、かなり話が盛り上がって、モンテネグロさんが「明日スオメンリンナ島に行く予定だから、一緒に来ない?」と誘ってくれました。

残念なことに明日はムーミン博物館を訪ねるため、タンペレに行くことを決めていて、明後日の夕方には日本に帰るから、参加ができないのです・・・もう一日スケジュールがあったら行ったんだけどな。

ここ数日曇ってたけど、明日は久しぶりの快晴という天気予報で、島に行くには最適の日。彼女たちとも仲良くなったし、行きたいけど、ムーミン博物館はメインの目的の一つだし、と葛藤しつつ断りました。

次の日「どうだった?」と聞いたら「最高だったよ!楽しかった!」という感想が返ってきました。あー、いいなー。

今度来る時はスオメンリンナに行こうと心に誓いました。

しばらくおしゃべりしてから、お互い明日の朝の出発が早いからと、さっさと就寝。

今にして思えば、一緒に行けばよかったかも。

その反省をいかし、イギリス旅行ではフレキシブルに予定を変えたりもしてました。その話もしたいけど、この旅の話の完結が先ですね。

フィンランドに泊まるのは、あと1日!次回はタンペレぶらり旅&ムーミン博物館です。

サンクトペテルブルグからヘルシンキ~さらばロシアよ、また来る日まで

旅行中って、やたらと健康的な生活になりませんか?

普段は夜型であまり動かず、下手したら一日一食なのに、旅に出ると早寝早起き&よく歩く&ご飯が美味しいからちゃんと3食食べるという生活になるため、もりもり元気になります。

身体も引き締まるし、もうずっと旅していたい。

アラームもなしで目を覚ますと時刻は6時半。カーテンの隙間からのぞいた外は暗く、窓下の路地をグレーのコートを着た男性が足早に歩いていました。

今日は列車でヘルシンキに戻る日だけど、出発は11時25分だから急いで起きる必要はありません。

体調を崩した連れはまだ寝ているし、二度寝することにしました。

次に目覚めた時には8時少し前でした。のんびり準備して10時にはホテルを出ます。

チェックアウトにあたっては、カギと連絡用にもらっていた携帯を部屋の中に置いていくだけでいいと初日に言われていました。

宿泊料は前払いしているので、結局ホテルオーナーのドミトリーさんと話をしたのはチェックインの時だけでした。昼間に私たちが出かけている時にお風呂やトイレの掃除をしているのだろうけど、従業員らしき人は一度も見かけなかったです。かなり人件費を節約できているんだろうなと思いました。

とはいえ、困った時にはいつでも電話してと言ってくれたし、ホテルの中はどこも清潔で、気持ちよく滞在できました。

部屋を出る時に、日本から持って行った和紙の折り紙で鶴を折って、お礼の手紙を添えて机に置いてきました。

後日、ドミトリーさんから来たメールに「君のくれた素敵な鶴を大事に飾ってるよ!」と書かれていて、トゥンク・・・とトキメキました。クマさんみたいなロシア男だけど乙女なのよね。ホテルのインテリアも可愛かったしな。

ホテルが見つけづらいのと、お風呂&トイレが共同というのが人によっては気になるかもというのがデメリットかなと思います。

でもツイン一泊が3000円くらいで、一人頭1500円と考えると、設備もおもてなしも良すぎて申し訳ないくらいでした。

サンクトペテルブルグにお泊まりの際は、 El Rooms Apartments Hotel へ!

El rooms - An affordable cosy hotel in the very heart of Saint-Petersburg

ホテルの公式サイト(英語)です。ここからも予約できますが、日本の海外ホテル予約サイトからももちろん予約可能です。私はBooking.comを利用しました。

El Rooms Apartments (ロシア サンクトペテルブルク) - Booking.com

Booking.comのEl Rooms Apartments Hotelのページです。1件だけある日本語の口コミが私です。他の口コミを見ると、ロシア人の利用客が多いみたい。10点満点評価の9.6という、かなりの高評価が付いています。

しかし一つだけ、このホテルというか建物に関して「これはアカン」と思ったことがありました。

それがこれ。

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コンクリの壁に直で穴をあけて、コンセントはブラーンとぶら下がってるし、コードは絡まりまくり。ぐっちゃぐちゃのタコ足配線とか、もうそういう次元の話じゃない。

なんかあってどうにかなったら、いっぺんに電気関係おじゃんでしょ・・・

ただまあ、ほんの数日とはいえロシア人気質に触れてみると、何かトラブルが起きたとしても、それはそれで気にしないORどうにかするんだろうなーと思いました。

とりあえず、滞在中に問題が起きなくてよかった。多分こうやって「今日大丈夫だったから明日も大丈夫」的に先送りにされてきたんだろうな・・・

さて、カギを置いて外に出たら忘れ物をしても取りに戻れないので、自分の荷物と相手の荷物を確認しあってダブルチェックしてからホテルを出ました。

地下鉄1号線の駅Площадь Восстания(プローシャチ・ヴァスターニャ)までは歩いて5分。すっかり慣れてもう目をつぶったって行けるぜなどと、調子に乗った罰が当たったのでしょう・・・

フィンランド行きの列車が出る鉄道駅の最寄り地下鉄Площадь Ленина(プローシャチ・レーニナ)まで2駅のところ、おしゃべりしてて車内アナウンスを聞き間違え(これもまた中途半端に言葉が聞き取れるがゆえの油断。緊張していた初日のように駅の数を確認していたら間違えなかったはず)、1駅で降りてしまったのです。

地上に出てから気がつきました。もう一度地下鉄に乗っても良かったんですけど、早めにホテルを出たので、列車の時間まで1時間以上あるし、今いる場所からまっすぐ歩けば駅があるのも分かっているし、ロシア最後の日だから散歩がてら歩いて行くかということになりました。

これ、結果的に間に合ったからよかったのですが、1駅の区間が思ってたより長くて、けっこうギリギリになってしまいました・・・日本の地下鉄と同じ感覚じゃいけませんね。さすが広大な国土を誇るロシア。

そのぶん珍しいものが見られて得したと言えなくもないけど、連れはかなりハラハラしてましたね。正直すまんかった。

道路には雪が残っていましたが幸い天気に恵まれ、歩いていて気持ちいい。

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ネヴァ川に突き当たったところで左折、リチェイニィ橋で対岸へ渡ります。

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橋までがけっこう距離があって、この辺りから焦りはじめます。

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街並みは可愛いが、

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なかなか橋までたどり着かない。

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対岸にはフィンランド駅の尖塔が見えているのに・・・列車の時間が迫る。

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右手奥に橋が見えてきました!

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橋を渡っていると前に軍人さんらしき集団がいたので、こっそり撮ってしまった。

サンクトペテルブルグに滞在中、とにかく街中に軍人と警察官がウロウロしてるのを見かけました。他の国ではあまりそういうことがなかったから、当初は少しビビってたけど、すぐ慣れてしまいました。こうやっていろんなことに慣れていくのは良し悪しだなと思いつつ。

もし彼らが振り返って写真を撮ってるのがばれたら銃殺か即連行される恐れがあるため、実はかなり遠くからズームで撮ってます。個人を特定できる写真ではないけど、無断で撮るのはよくなかったですね、反省。

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橋の途中にある、橋げたの中のメンテナンス施設に出入りできる階段。は、入りてぇ!

リチェイニィ橋は跳ね橋なので、そのための設備を収納しているようです。

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ネヴァ川は広い。夏にはクルーズができるから、今度は船に乗ってみたいです。

橋を渡りきったところに、戦車が飾られている明らかに警備が厳重そうな建物がありましたが、ずっと軍人さん(銃を持ってる)が巡回していたので、さすがにこっそりでも写真を撮る勇気はなかったです。

すぐにフィンランド駅前の広場が見えてきます。

クリスマスツリーの奥にある時計塔が駅舎の目印です。

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この時点で11時。列車の発車時刻は11時25分です。

なんとか間に合いそうだと息をついたのは束の間、駅舎の中に入ってもフィンランド行きアレグロのホームが見当たりません。

ピンチ?

とりあえず、その辺にいた駅員に尋ねます。

「Где Allegro(グジェ アレグロ)?」(アレグロはどこですか?)

当然ロシア語でベラベラと説明してくれます。なんとなくこの建物から出なければならないと言ってるっぽい。

この人からは、これ以上の情報は得られなさそうと判断し、「Спасибо(スパシーバ)」(ありがとう)と告げて、今度は窓口の人へ。

もしかしたら駅の窓口の人だし、英語が通じるかもと考えて「Excuse me?」と声をかけましたが、チャールズ・ブロンソン似の係員の女性は苦み走った顔で首を振ります。

すぐさまロシア語に切替え、

「Скажите, пожалуйста, Где Allegro(スカジーチェ パジャールスタ、グジェ アレグロ)?」(すみません、お尋ねしたいのですが、アレグロはどこですか?)

と尋ねました。

チャールズ子さんは眉をしかめたまま、指で四角を描き、この建物を出ることを示した後、「направо, и направо(ナプラーバ イ ナプラーバ)」(右に行って、また右)と教えてくれました。

ここで、来る時に見た建物の構造を思い出しました。そういえば、駅のホームは時計塔を背にした場所にあったよ!つまり今は裏側にいるんだ、だから一度ここを出て回り込めばいいんだ。

私が、あーわかった!という顔で「Понятно!направо, и направо(パニャートナ!ナプラーバ イ ナプラーバ)」(わかりました!右へ行って右ですね)とうんうん頷くと、ふっと笑顔を見せて「Да(ダー)」(そうだ)と頷き返すチャールズ子さん。

気持ちよく「Спасибо」とお礼を言って、さて行くべと駅を出かけたところ、制服を着た女性に声をかけられました。

「私は英語が少し話せる、何か困っていますか?」

と聞いてきてくれました。もう大体のことは分かってるけど「アレグロのホームを探しているのです」と答えると、先ほどのチャールズ子さんと同じことを教えてくれます。

確信も持てたし、さくさくアレグロのホームへ向かいます。時間は11時10分になっていました。

すぐに見覚えのある建物が見つかりました。

そういえば、余ったルーブルの両替をしたい。待合室のすぐ横には両替所があり、フィンランドルーブルを替えられる場所を見かけなかったから、できればしていきたい。

出発まであと10分少々。連れは「いや後でいいでしょ」と焦っていますが、「まだ大丈夫、すぐ隣だから」と説得して両替所へ。なんと窓口に人がいて、待たなければいけない。やばいか?

連れの顔が引きつる。私は時間をチェックし、あと2分待って順番が来なければ行こうとなだめます。

するとすぐ前の方が済んで、少し残ったルーブルを両替するだけの我々は、あっという間に終わりました。

足早にホームへ向かい改札を抜けると、簡単なX線の荷物チェックを受けます。

そこそこお土産を買って重くなったバックパックを「うげぇー!!」と下ろす私に係員の方はクスクス笑い、チェックはゆるゆるでした。ほんとに見てた?

アレグロはもう到着していました。時間は出発3分前。ギリギリでいつも生きていたいんだぜ!

ここで思い出していただきたい。フィンランドから来る時には座席指定ができましたが、サンクトペテルブルグ発の列車は指定ができず自動的に割り当てられるため、自分がどこに乗ればいいのか分からないのです。(下記リンク参照)

 

mikawayaemi.hatenablog.com

すかさず乗務員ぽいお姉さんをつかまえて「自分の座席が分からないんだけど」と尋ねて・・・うん?あなたは3日前にアレグロに乗って来た時に、私の入国申請書をミスして破ったお姉さんではないですか?

先方は記憶に残っていない様子で、淡々と列車番号と座席番号を指し示し、「あっちだよ」と乗るべき列車を教えてくれました。

無事に列車に乗り込み割り当てられた座席へ行くと、えっと上品なマダムが座っていらっしゃいますが?

「あの、すみません。そこは私の座席なのです」とお伝えしたところ、キュートな笑顔で「まあ、ごめんなさい!どうぞ」と横にずれてくれました。

いや、違うんだ。そうじゃないんだ。その2席は我々のなんだ・・・

しかたなくチケットを見せて「ここは1番と2番の席で、私たちが予約しているんです」と説明します。するとマダムは「1番?あらやだ私は8番なの。席が違うのね」と理解して下さり、席を移ってくれました。

我々の席は4人掛けだったので、向かいに座って推移を見守っていた女性と男性もホッとしています。

やれやれ、と村上春樹ばりにため息をつき、さっそく備え付けのウォータークーラーの水を飲みました。一気飲みしてぷはーとする私を、向かいのお2人が微笑ましげに見ています。

その間、連れは心を失ったゾンビのごとき表情で押し黙っていましたが、ようやく腰を下ろして「最後までロシアは・・・」とボソボソ呟いたのが聞こえました。

そうだね、君にとっては受難続きだよね。

自分が思い描いている通りに進まないのは旅の醍醐味だけど、それを苦痛に感じる人はある程度いて、そういう人は無理して旅をしない方がいいのかもしれません。特に海外は、日本の常識がその国の非常識だったり、その逆だったりが起きがちだから。頭では理解してても、実際に体験すると辛いってのは往々にしてあるものね・・・

しかも出国審査で連れだけがカバンの中身を見せろと命令されてしまいました。

2メートルくらいあるゴツい審査官に「カバンの中身はなんだ」と聞かれ、もちろん自分では答えられない連れの代わりに「服とか本とか」と答える私をジロリと見て、「中を見せろ」と言い放ちます。

手持ちのリュックを開いて見せる連れに、上の棚に置いたバックパックを示して「それもだ」と命じる審査官殿。連れは完全に表情を消して指示に従っています。

「やめたげて!連れのライフはもうゼロよ!!!」と喉まで出かかった、マジで。

私には「ロシアを出てどこへ行くんだ?」と聞いてきました。

ヘルシンキへ戻って、それから日本へ帰るんだ」と説明しましたが「Go back to Japan」と言いながら手で飛行機の形を作ってブーンと飛ばして見せたせいか、フッと笑って「OK」と言い、荷物もチェックせずに終わりました。

その優しさの10分の1でも、連れに示してやってくれないか・・・

それからは何事もなく定刻通りヘルシンキ中央駅に到着。

3日前まで泊まっていたホステル・エロッタヤンプイストに再度チェックイン。休憩してから、街に繰り出します。

「ロシアから戻ると、フィンランドの過ごしやすさが分かるよね・・・」と連れが心の叫びをしみじみと漏らしています。

あー、まーね。君の気持ちは分かるよ。そうとうお見舞いされまくってたからね。

旅程はあと2泊。明日はムーミン博物館のあるタンペレへ行くため、おそらくゆっくりフィンランド土産を物色できるのは今日が最後です。

各所デパートを回り、ベタに「かもめ食堂」でご飯を食べたレポートはまた次回!7月中にお届けする予定です。